Changmin Love me again ２ (ページ47)

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パパはいないページ47

ﾉｿﾞﾑ「ﾝﾝ…」

寝返りを打って目を開けたのんちゃんとｶﾞｯﾂﾘ目があった。

…ｺﾞｸｯ。

下手に声を出して驚かせちゃいけない。
そう思って黙ってのんちゃんの出方を見る。

ﾑｸｯと起きるとｷｮﾛｷｮﾛし始めた。
ﾃﾚﾋﾞに目が止まった。

ﾉｿﾞﾑ「ｵﾗ…ない！ｵﾗ！ｵﾗ！」

ﾍﾟﾁﾍﾟﾁと消えたﾃﾚﾋﾞの画面を叩く。
ｵﾗとは？
もしかしてさっき休憩室で流れてたｱﾅ雪のｵﾗﾌのことか？

A「のんちゃん。」
ﾉｿﾞﾑ「ﾏｰ、ｵﾗない？」
A「うん。ここにはｵﾗﾌいないよ。ここはお客様のお部屋だもん。ねえ、のんちゃん。このお部屋のお客様がのんちゃんと一緒にご飯食べたいんだって。一緒に食べよっか？」

ﾁﾗｯとこっちを見た。
思いっきり首を横に振ってる。

ﾁｬﾝﾐﾝ「のんちゃ～ん。筑前煮だよ～。好きだろ～？一緒に食べよう～」

我ながら恥ずかしいがｴｻをちらつかせる。

A「せっかく板長さんがのんちゃんのために作ってくれたんだよ？食べて後でありがとうって言いにいかなきゃ。ね？」

Aが助太刀してくれた。

ﾉｿﾞﾑ「…。」

不服そうな顔しながらも筑前煮の前に座るのんちゃん。

A「ﾁｬﾝﾐﾝ、私行かなきゃなんないんだけど大丈夫…？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「大丈夫！こっちはいいから仕事戻って？」
A「じゃあ…何かあったらすぐ言ってね？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「わかったよ。すぐ言うよ。」

心配するAを廊下に送り出して戻るとのんちゃんがいなかった。

ﾁｬﾝﾐﾝ「え？！」

すでに筑前煮は跡形もなくきれいに食べられた後で当ののんちゃんは

ﾉｿﾞﾑ「…。」

部屋の隅っこで俺に背を向け座っていた。

ﾁｬﾝﾐﾝ「のんちゃん、もう食べたんだ？早いな！ﾊﾊﾊ！」
ﾉｿﾞﾑ「…。」

反応なし。
いっそ泣いてくれた方が楽かもしれない(苦笑)

ﾁｬﾝﾐﾝ「のんちゃん、大きくなったね。お兄ちゃ…おじちゃんはのんちゃんの赤ちゃんの時から知ってるんだよ？お風呂にだって一緒に入ったし！」
ﾉｿﾞﾑ「…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾏﾏが聞いたら怒られるかもしれないけど言わせて？おじちゃんは、のんちゃんのﾊﾟﾊﾟなんだ…。」

ﾊﾟﾊﾟと言った瞬間こっちを見た。

ﾁｬﾝﾐﾝ「のんちゃん…」
ﾉｿﾞﾑ「ﾊﾟｰ！ない！」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？」
ﾉｿﾞﾑ「ﾊﾟｰ！ない！」

俺のところへ駆け寄ったかと思うと小っちゃな両手で俺を押し出そうとした。