Changmin Love me again ２ (ページ45)

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いない…？ side you ページ45

A「いつも土日は近所のおばあちゃんが預かってくれてるの。その人の娘さんも別の旅館で仲居さんやってて自分の孫と一緒にのんちゃんも見てくれてるんだけど入院しちゃって…。だから今日はここで一人待たせてる…。」

休憩室を開ける前にﾁｬﾝﾐﾝに経緯を説明した。
どうして一人で待たせてるのか聞かれたから…。
なんだか言い訳じみて自分で嫌になる…。

A「それと」
ﾁｬﾝﾐﾝ「それと？」
A「のんちゃん人見知りするの。特に初めて会う男の人には…。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「初めて会う男…か。そっか…のんちゃんにとって俺は初めて…うん。そうだよな。赤ちゃんの頃なんて覚えてるわけねえもんな…仕方ないか…。」

がっかりするﾁｬﾝﾐﾝ。
自分を納得させるように呟くﾁｬﾝﾐﾝに少し心が傷む…。

A「いい？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ちょっと待って！」

大きく深呼吸するﾁｬﾝﾐﾝ。

ﾁｬﾝﾐﾝ「ﾌｩ…OK。開けてくれ。」
A「うん。」

そぉ…っと引き戸を開けて中に入った。

A「のんちゃーん、いい子に待っ…」

休憩室はがらんとしてた。
ﾃﾚﾋﾞはｱﾅと雪の女王がまだ流れててのんちゃんの大好きなｵﾗﾌが映ってるのにのんちゃんの姿が見えなかった。

A「いない…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「え？」
A「のんちゃん！のんちゃん！」

前落ちた外側の出入口のとこへ急いで行った。

A「いない…」

鍵もかかってる。
外へ出た形跡もない。
やっぱり一人で待たせるんじゃなかった…っ！

A「ﾁｬﾝﾐﾝ…！どうしよう…っ！のんちゃんが…」
ﾁｬﾝﾐﾝ「ｼｰ…ｯ」

ｼｰｯ？

ﾁｬﾝﾐﾝ「ここ…」

ﾁｬﾝﾐﾝが「こっち」と手招いて「ここ」だと指差す方へ行った。

A「…のんちゃん…！」

ﾃﾚﾋﾞのﾘﾓｺﾝを抱えてｺﾀﾂから頭だけ出して寝ているのんちゃんがいた。

ﾁｬﾝﾐﾝ「寝ちゃったんだね(笑)」
A「うん…。情けないでしょ…？仕事だからってのんちゃん一人こんなところに閉じ込めてるくせに、よく見もしないで慌てて騒いで…やっぱだめだなぁ…私。」
ﾁｬﾝﾐﾝ「そうかな？俺はそう思わないけど。俺が慌てなかったのはただ状況が掴めてなかっただけだし。Aが慌てるのは当然だよ。ずっとそばにいたんだから…」

ﾁｬﾝﾐﾝ…

ﾁｬﾝﾐﾝ「ね…部屋に連れていっていいかな…？」
A「え？」
ﾁｬﾝﾐﾝ「一緒に…いさせて欲しいんだ。のんちゃんと…」