生きてる事が罪なんだ(東京喰種) (ページ3)

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episode3 ページ3

Aさんは、まあまあとトーカちゃんをなだめた後、店長と話がしたいといい
上がっていった。
それにしても・・・と金木は思った。
なぜなら、２０区で見たこともなければ、異様な存在感を放っていたからだ。

金「ね、ねぇ、トーカちゃん・・・？」
ト「あ゛！？」

さっきまで笑顔でAさんと話してたのに、なんで！？

金「えっと、あの人ってもともと２０区に居たの？」

般若のような形相のトーカちゃんに、まだ慣れないけれど
さすがに気になるため、お客さんがいない今なら教えてくれるのではと
迫力に負けじと言葉にした。

ト「・・・チッ。Aさんのことは、いまいち私もよくわかっていない。どこにいたのか、何をしているのか、どういう人物なのかもまだつかめていない。ただあの人は、急に２０区に現れた。リゼのようにね」

よくわからない？２０区にもともといない人・・・？別の区にいるのかな・・・？

ト「別の区にいたとかも誰も知らない。もしかしたら店長は知っているのかもしれないけど、私たちに教える必要はないんでしょ」

金「でも、トーカちゃんとAさん親しそうだったけど、どういう繋がり？」

あそこまでトーカちゃんが笑顔を見せたのは、ここにきて初めて見たかもしれない。
それほどまで心を許している人なんだろう。

ト「特に何かあったからっていうわけでもないけど、何度か助けて持ったことがあるかな。そうだな、確か・・・」

遡ること約二年前--------.