【ワールドトリガー】私達は近界民を倒します【東方Project】 (ページ4)

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episode3(※episode4と書いてありましたごめんなさい) ページ4

「…姉妹っていいね。」

「それが変態発言でないことを望むわ」

「レミリアは私をなんだと思ってるの？」

私達の会話を聞いて、フランちゃんも顔を緩め、こちらへ駆け寄ってくる。

「フランも紅茶、飲んでいい？」

首を傾げてそう聞くフランちゃんに、つい手が出そうになるがぐっと我慢する。

「れっ、レミリア…！

貴女の妹…！やばいね…！」

「やばいのは貴女の頭よ。

カップを咲夜に用意させるわね。

…咲夜。」

レミリアの辛辣な言葉を受けて、少し傷つきながら紅茶を啜る。

…やっぱり咲夜さんの紅茶は美味しい。

「お呼びでしょうか、お嬢様。」

2、3秒で現れた咲夜さんは、綺麗なお辞儀をしながら私たちの前に立っていた。

「フランの紅茶を用意してくれないかしら。」

カップを持ち上げながらいうレミリアに、咲夜さんは少し困ったような顔をして、こういった。

「その、お嬢様…。

もうすぐ、約束の時間ですので、その時間は無いかと…。」

「約束の時間」その言葉で、少し気が重くなる。

察しのいい人ならわかると思うが、もうすぐで八雲紫と会う時間なのだ。

「…そう、ごめんなさいね、フラン。

A、行くわよ。」

厳しい顔付きになり、席を立つレミリア。

私も席を立ち、フランちゃんに「またね」と声をかけてからレミリアの後を追う。

咲夜さんも、フランちゃんに

「失礼します」

といってこちらへ向かってきた。

「…ここです。」

しばらく歩いた後、一つの部屋で止まる。

扉にプレートのようなものがついており、それに「客室1」と書いてある。

扉を開けると、八雲紫は既にソファに座っていた。

「…いらっしゃっていたのですね。」

咲夜さんがそういうと、

八雲紫は

「少し早く来すぎてしまったのよ。」

と笑いながら答える。

本当に、この人は苦手だ。

「それで？要件は何かしら。」

八雲紫の向かいにあるソファに座り、そう問いかけるレミリア。

「外の世界に不穏な空気が見られるわ。

妖怪のような怪物が、世界に出現しているの

貴女達にそれを駆除してほしいの。

外の世界が壊れてしまっては、幻想郷も危ないのよ。」

「…どうして私達がそんな事しなきゃならないのかしら。

それだけなら帰って頂戴。」

そう言ってレミリアが席を立とうとした時。

八雲紫はこう言ったのだ。

「そう、残念…。

なら、無理矢理にでも行ってもらおうかしら…ね？」

その言葉が聞こえたと同時に、私の目の前は真っ暗になっていった。