溜まったストレスと解決法 ページ29
『ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛ｱ゛！！！』
頭を禿げないように掻きむしりながら私は叫ぶ
こんなこと一度もしたことないからみんな目を丸くしてるみたい。
｢ど、どうした？？｣
ウボォーギンさんが私を心の底から心配した顔をして見てくる。
優しい巨人ってこの人のことを言うんだね、やばいくらい人殺してきてるけど……
『……何でもないです。』
涙が溢れてきてぐすんと鼻を鳴らしながらうずくまるとヒソカさんがまさかの私の心を察してくれた
｢……A、絵が描きたいんだろ？♣｣
『…………』
図星だったけど能力を知られるわけにはいかないので黙ってやり過ごそうとしたらコルトピさんが私の隣に座って愛用のスケッチブックを渡してくれた
｢ほら、描きなよ｣
『ぐすっ、いらないです。描きたくないです。』
万が一絵が飛び出そうもんなら悪用されちゃうからね！ここは固く我慢するよ。そう、いくら描きたすぎて私のこの手が疼いたとしても……！！
｢意地はらずに描きなよ｣
マチさんも私のそばに来て座る
描いてたまるもんか維持でも描かないぞ
そう、たとえ……たとえ脅されても描かないそれこそ原作がガラリと変わる可能性があるから。
『下手くそなので描きたくないです。』
でも何故か不思議な力が働いていて物語自体は私がいてもいなくても順調に進むみたい
そこら辺は何かが補正してるんだろうなと合点がつく
｢じゃあ似顔絵屋は何だったんだ？｣
絵に自信があるからだろう？
それまで何も口にしなかった団長さんが私を見つめながら言ってくる
痛いところを突くのはやめてください
痛いのはあなたのその格好だけでいいです
『なはは……冗談はそのフワフワだけにしてください』
黙ってろよコノヤローという目で訴えるとクククと喉を鳴らして笑いながらヒソカさんが一枚の破れた紙を取り出す
｢どこの誰だい……？ボクとイルミの変な絵を描いたのは♠｣
『ゔっ、誰でしょうね…』
紙に描かれていたのは私がいつぞやに描いたプリキュアの格好をしたヒソカさんとイルミさんだった
アレなくしたと思ったら持ってたのお前かい
｢……｣
視線が痛い！！みんなの視線が痛いよ！！なんでそんな怖い目をしてるの！？おい見るなよ！
『そんな目で見ないでください…』
弱々しい口調になり顔を俯かせるとため息混じりに笑った団長さんが言った
｢観念して描いたらどうだ？｣
『……簡単に言わないでください』
馬鹿なんですか？と涙目で私は団長さんに笑った
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おもち - 今でもずーっと待ってます！！！ (2022年3月18日 23時) (
レス) @page33 id: 1990f79425 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 続き待ってます (2020年10月7日 19時) (レス) id: 40f81e8473 (このIDを非表示/違反報告)
煮物 - ギャグみたいな小説好きです！更新頑張ってください！ (2020年3月11日 18時) (レス) id: a01bcb1263 (このIDを非表示/違反報告)
小烏@ゆっくり更新中(プロフ) - しゃーぺん@彩さん» コメントありがとうございます！これから少しずつですが更新していきますので、暖かくみまもっていただけたら嬉しいです！！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: d0fd5283a5 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - ずっと待ってました(*´∇｀*)更新頑張ってください！ (2020年2月1日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小烏@ゆっくり更新中 | 作成日時：2017年9月21日 7時
