なつかしい ページ24
貴方の念能力は？
どこから来たの？
その言葉を聞きほんの一瞬だけ自分の故郷……つまりこの“H×Hの世界”ではなく友達、家族のいる“現実世界”のことを思い出してしまった
『っ！』
ハッとしてパクノダさんから離れたが時すでに遅しとはこのことでパクノダさんは驚くわけでもなくただ、落ち着いていた
｢ねぇ、貴方はここの世界の人ではないのね？｣
優しく、驚くことも怒ることもなく素直な気持ちで尋ねてきているのがすごく分かる言い方で
『…………』
なんと答えれば良いのかうまく伝えることができずに無言で俯いていると
｢…そうよね、突然自分のことを聞かれたって、何のことだって思って分からないわよね｣
ポンポンと私の頭に手を載せるパクノダさん
｢ごめんなさい、貴方の記憶を少しだけ見たの、とても優しそうな人がいたわ……お母さんかしら？｣
『……』
こくりと頷くと
｢……そう｣
と呟き私の肩を抱き寄せ、優しくトントンと背中を叩いてくれていた
最初はなぜだか分からなかったけれど頬を熱い何か伝っていて、手で触ってみるとそれは紛れもなく涙だった
｢会いたいでしょう？｣
『……ゔ……は、いっ…』
私の背中を叩く手は一定の速度で私がまだ小さい頃眠れない時に叩いてくれていたリズムと同じで
喧嘩も沢山したけれど決して嫌いにはなれないお母さんそのもので止めようにも涙は零れるばかりで私は声を殺して泣いた
｢誰一人自分を知らない世界で独りぼっちは、寂しいわよね｣
その手は休むことなく私が泣きつかれて寝てしまうまで続いていた
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おもち - 今でもずーっと待ってます！！！ (2022年3月18日 23時) (
レス) @page33 id: 1990f79425 (このIDを非表示/違反報告)
ゆ - 続き待ってます (2020年10月7日 19時) (レス) id: 40f81e8473 (このIDを非表示/違反報告)
煮物 - ギャグみたいな小説好きです！更新頑張ってください！ (2020年3月11日 18時) (レス) id: a01bcb1263 (このIDを非表示/違反報告)
小烏@ゆっくり更新中(プロフ) - しゃーぺん@彩さん» コメントありがとうございます！これから少しずつですが更新していきますので、暖かくみまもっていただけたら嬉しいです！！ (2020年2月1日 20時) (レス) id: d0fd5283a5 (このIDを非表示/違反報告)
しゃーぺん@彩(プロフ) - ずっと待ってました(*´∇｀*)更新頑張ってください！ (2020年2月1日 18時) (レス) id: 29f36bfc35 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小烏@ゆっくり更新中 | 作成日時：2017年9月21日 7時
