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勝己side
パンフレットを運転手から渡された時
目に付くところがあった
小さい頃、
よく冬羽と遊んでいた俺達の秘密基地にそっくりだった。
俺は勘だったが、そこに冬羽が居るような気がしてならなかった。
ニヤッ
いやほぼ確信していたかもしれねぇ…
俺は猛スピードでガキとは正反対の方向へ走った。
ただ、会いてぇ
もう一度、冬羽の
冬羽だけの
温もりに触れてぇとそう思いながら走った。
ついた先は…
温室…
旅館にあるとは思えねぇほどにでかかった
まず冬羽は俺が来たら即逃げるだろう。
だったら見つけてから
確実に捕まえてやらぁ！！
そう思い
ガラス窓から温室を見渡した
隠れていそうなのは
木の上と花の影、池の中は…さすがにねぇ…
今はまだ少し肌寒い、朝の9時過ぎ。
さっきからここまで約5分。
残り時間は後、約13分。
俺はくまなく、木の上や花影を探した。
いねぇ
だが、最後の1番大きいやつを見た時、
白い髪が見えた気がした
そして微かに鼻歌も聞こえてくるような…
俺は少し移動して、見えそうな場所を探した
ちょうど見えそうなとこがあり、
そこからは……
白い髪をなびかせて楽しそうに鼻歌を歌っている
冬羽の姿があった
考える暇もなく、俺の足は知らずに動いていた
冬羽に逃げられようとも
拒絶されようとも
手を差し伸べる
そう決心しながら温室のドアを勢いよく開け、
爆「冬羽ぁぁぁ！！！見つけてやったぞ！！」
俺の大声が温室に響き渡った
その声はこだましていき、
冬羽はこちらを見て…
とても驚いた顔をしていた
『な、なんで……！？』
冬羽が木を下りると同時に俺は走り出し…
落ちてくる冬羽を姫抱きにした
そしてそのまま俺は冬羽を力強く抱きしめた
ギュウゥゥ
と5年間触れなかった分まで
確かめるように…
俺が温もりに触れてた時
『なんで……勝己が…ここにいるの…？』
驚いた顔で少し弱々しく、冬羽が言った。
俺は当たり前だと言うようにニヤリと笑い
爆「冬羽が逃げれば俺はいつだって追いかけてやる。だからいつでも逃げろや」
冬羽はほんの少しだけ涙目になっていた。
爆「それにガキがいるんなら相談くらいしろや！」
『はは、知ってたんだ…』
爆「俺はもしできちまったら
責任とって冬羽を貰うつもりだったっつうの！」
『えっ……？
だって、勝己の将来に傷がついちゃうじゃない…
そんなの嫌だもん…』
爆「お前がいない事が俺にとっての傷だわ！アホが！」
『…………ぅん』
冬羽はその瞬間涙を落とした
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花林糖 - 好きですこの話！！！ (2021年9月8日 20時) (
レス) id: 5e844f1311 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ(プロフ) - 轟百さん» コメント返せなくて申し訳ございません！私は原作大好きなのでパーフェクトと言ってくれて本当に嬉しい限りです！！更新は少しずつ頑張りますのでよろしくお願いしますm(_ _)m (2018年10月7日 10時) (レス) id: c9c7cdd59a (このIDを非表示/違反報告)
轟百 - 空白や､!。の使い方が面白いし、何より原作に沿ってるのがﾊﾟｰﾌｪｸﾄ (2018年9月17日 6時) (レス) id: bcf0298a69 (このIDを非表示/違反報告)
アオゾラ(プロフ) - もっけ太郎さん» 教えて頂きありがとうございます！！面白い、と言われたからには頑張ります！！少し遅くなるかも知れませんが……見てくだされば幸いです！ (2018年9月2日 9時) (レス) id: c9c7cdd59a (このIDを非表示/違反報告)
もっけ太郎(プロフ) - すっごく面白いです！無理をしない程度にがんばってください！あと、違ったら申し訳ないんですけど、名前は(名前)と打つと設定通りになりますよ！ (2018年9月2日 5時) (レス) id: e67a68f3fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アオゾラ | 作成日時：2018年8月24日 20時
