lonely - ひとりじゃないからね (ページ40)

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□ 頑張り時ページ40

side*高木

「うちの子優秀だね」

中島『ですね。ご飯も沢山食べてくれて、お薬も上手に飲んでくれてます』

あれからと言うもの彼なりの頑張りなのか心配する程の成長を遂げている涼介。

…と、もうひとり

「お騒がせしました。今日からまた宜しくお願いしますっ！」

高木「おかえり」

伊野尾「初日から怒んないでね」

『久しぶりに働くんだから』

…ふんっ、とそっぽを向いてニヤニヤする彼は3ヶ月ぶりに白衣を纏った。

伊野尾「あれ、なんかおっきくなった？」

涼介「…ちょっとだけね」

伊野尾「ふふ、お喋りもしてくれるようになってる。笑」

年頃の男児は成長が早い

心疾患のせいで周りの子よりは疎いものの、日に日に慣れて行く涼介を見るのも醍醐味だったり。

伊野尾「いつだっけ？手術するの」

涼介「あさってだよ」

伊野尾「ほぇ、頑張らなきゃだね」

涼介「うん、でもせんせが治してくれるから」

ふは、ちゃんと内容理解してんのかな。笑

有岡「微笑ましいですね」

中島「親子みたい。笑」

高木「暫く2人にしておくか」

前に居た先生は？と頻りに聞いてくれていた涼介も、要所要所でカルテを確認していた伊野尾くんも

久々の再会に喜んでるみたいで良かった。

高木「帰って来なかったら一喝しといて」

中島「ふっ、分かりました。笑」