検索窓
今日:26 hit、昨日:35 hit、合計:109,100 hit

□ 近くなる距離 甘え方 ページ22

side*中島


「…ねぇねぇ」

中島「ん?どうしたの?」

涼介「あっち、…あそぼ…?」


スクラブをくいくいっと引っ張って小児科ならではの少し明るくなった遊び場を指さす涼介くん。

でもね、あなた朝からお熱あるんだよ…?笑


中島「こんこん出ないかなぁ?」

涼介「でない…」

中島「ほんとに〜?」

涼介「…むぅ、ちょっとだけだもん……」


ふふ、かわいい。笑

遊びたいお年頃だよね、それにまだ近くの年齢の子達と打ち解けられてないからひとりぼっちだし。


涼介「……おへやもどるね」

中島「あっ、待って待って。DVDはどうかな?」

涼介「っ!…みる」

中島「じゃあ選びに行こう?」


家庭環境が影響しているのか、こんなに小さいのに人の顔色伺うのが凄く上手で。

そっか、だめなんだね。…とすぐに折り合いが付けられる子。

でもまだそんな事覚えなくて良いからね、とことん甘えてきて欲しいのが本音。


涼介「これなに?」

中島「なんだろう…。こっちは恐竜かな?これは妖怪だと思うよ」

涼介「…どっちにしよう」


さすがは男の子って感じの選定。

ずらっと並んだ棚から目星を付けた2つのDVDを両手に葛藤してる。

…可愛いなぁ、いつまで悩んでくれるのかな。笑


中島「両方見てみよっか?」

涼介「うんっ!」

中島「ふふ、じゃあお部屋戻るよ〜」

涼介「…だっこ」


あれれ、ご機嫌で歩いてくれるんじゃないのね。

そりゃ熱があれば疲れちゃうか


中島「涼介くんあっついね。ピッピしよっか」

涼介「…んーん、しない」

中島「してくれないの?笑」

涼介「……見たい」


あぁ、なるほどね。

びっくりしたぁ…あれだけ聞き分け良かったのに急に反抗期でも来たのかと思った…。

目の前の誘惑に逆らえなくなっちゃったのね、笑


中島「見てていいよ?ほらほら、始まっちゃう」

涼介「…んっ」

中島「上手だね。」


先にどっち見よう…なんてまた悩み出した頃合を見計らって、頼まれていた心電図を付けたり。

指の先っぽ機械つけていいかなぁ?なんて質問も、機嫌が良いみたいで即オッケイ。

愉快な音楽と共に始まった番組に釘付けになっている間に体温までもが容易に測れた。






- - - - - - - - - - - - - - - - -

今朝更新したんだかしてないんだか忘れちゃったのでもう1ページ… ;

これ多分しましたね、でもっ…!
良かったら最大限可愛くしたrskくん見てってくださいな ✌🏻 ̖́-

P.S. ゆとやまの絡みはりあるでも好きです

・→←・



目次へ作品を作る
他の作品を探す

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
339人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みにむ | 作成日時:2022年4月2日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。