lonely - ひとりじゃないからね (ページ14)

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高木「聴診するよ」

あまり気分が良くないのか、横になっても言葉を発さず腕で目を伏せる伊野尾先生を見兼ねて高木先生が診察を始める。

聴診されて瞼見られて…ってやられたい放題なのに有無を言わない。

伊野尾「…だい、」

有岡「ん？」

伊野尾「……吐くかも、」

中島「あらら、ゆっくりお顔横に向けましょうか」

やっぱり気分悪くなっちゃったか…。

裕翔があてがった容器に戻し始める姿を見て早めに気づいてあげられれば…と後悔。

辛そうに嗚咽するもんだから慌てて背中を摩った。

伊野尾「…けほっ、…はぁ……」

高木「あれ、戻した？」

有岡「少量ですけど…。」

高木「顔白いね。内服させたかったけど無理か、」

検査結果のために席を外していた高木先生が戻ってくると、途端に伊野尾先生も「助けて」と言うような目で追っかける。

高木「まだ吐きそう？」

伊野尾「……っ、…」

高木「ごめん、泣かせたい訳じゃないんだけど。」

採血1つでここまで弱る程の体調だったことも、またそれに気づいていたであろうにSOSを出してくれなかったことも。

まだまだ観察力足りないな、って頼ってもらえる日が来るのかも心配になる。

高木「とりあえず午前中は休んでな。」

伊野尾「…ん」

高木「あと30分だけ着いててやってくれる？」

中島「分かりました。大ちゃん、涼介くんのこと見に行ってあげなきゃでしょ？」

有岡「そうだな、頼むね。」

普段なら仕事の事になると無理して立ち上がるけど、今日はそんな余裕も無いみたいでゆっくりと目を瞑る。

涼介元気かな、記録見る限り寝付けなかったみたいだけど…。

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字数が少なく余りがあったため作者失礼致します。

この作品を初めて早2週間、当初は数人の方に見て頂ければ…と思っていたので今こうして沢山の方にお気に入り登録してもらっている状況がとても嬉しいです…。。

また30票越えの評価の方も9.5以上を維持していて…
読者の皆様には頭が上がりません. 有難う御座います

引き続き楽しんで頂けるよう私も工夫させて頂くので
これからも宜しくお願い致します。

(次数足らずのページの有効活用法が見つかりました。笑)