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正直なんだかよく分からないけど、いのちゃんは慣れてるみたいだし、任せようと思う。
これは多分、無駄に出しゃばっちゃダメだと思うし。
｢じゃあ俺あっち戻るけど、もしなんかあったら言ってね｣
｢大ちゃんやっさし〜｣
｢だって心配になるもんそれ！｣
｢大丈夫だよ、撮影までには治るから…あ、そうだ大ちゃん｣
｢ん？｣
｢やぶには絶対に教えないでね、面倒くさくなるから｣
｢あ〜…おっけー分かった｣
何がめんどうなのかは分からないけど、めんどうなことになるのは何となく分かる。
｢出来る限り見張っとくね。あ、撮影呼ばれたらメッセージも入れようか？｣
｢あ、助かる〜お願いしまぁす｣
｢じゃあまた後で｣
｢ありがと〜｣
にこにこ笑いながら手を振るいのちゃんの横で、緩慢な動きでやっとこちらを見たひかは手を振る代わりにゆっくり目をぱちぱち。
何となく、疲れてるんだろうなぁって感じするからもう一度だけ頭を撫でてから楽屋を出た。
言われた通り、薮ちゃん含む全員が隣の楽屋に行かないように、出来るだけ見張りながら待つこと十数分。
スタッフさんが呼びに来たタイミングで、いのちゃんへメッセージを入れた。
現場へ向かう6人にしれっと合流した2人。
光くんはもういつも通りになっていて、楽しそうに薮ちゃんと喋っている。
あれはなんだったんだろう、と斜め後ろを歩く�睫擇硫�に位置付けて、少し上にある顔を見上げた。
｢�睫擇覆鵑�知ってるの？｣
｢ん、なにが？｣
｢光くんといのちゃん｣
｢あ〜…前1回あったんだよね｣
｢今日みたいなの？｣
｢そ。そん時も伊野尾くんに楽屋空けてって言われたから部屋出たんだけど、俺忘れ物しちゃって。取らなきゃと思っていきなりドア開けたら、ね｣
少々含みのある言い方。
ね、じゃないのよ。ね、じゃ。
｢なに｣
｢光くんが伊野尾くんにぎゅって抱き着いて寝転がってて｣
｢ひかが？｣
｢うん、で、俺は伊野尾くんに怒られた｣
｢いのちゃんに？｣
｢伊野尾くんに。光くんには暫く距離取られた｣
｢あはは、かなし〜｣
恥ずかしかったんだろうね、と笑う�睫擇貌碓佞靴覆�ら、じゃあやっぱり疲れてたんだなと納得する。
最近びっくりするくらい沢山仕事してるから、息抜きのタイミングを失ってたのかな。
正直いのちゃんにしがみついてるひかとかちょっと見てみたいけど、距離取られるのも怒られるのもヤだから、悔しいけど我慢しようと思う。
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しろみ(プロフ) - おこげさん» 嬉しいです〜！こちらこそ読んでいただいてありがとうございます！！ (2022年2月1日 23時) (
レス) @page9 id: a728324ea6 (このIDを非表示/違反報告)
おこげ(プロフ) - hkinが大好きなのですが、どのお話も素敵でニコニコしながら読ませて頂きました！素敵なお話をありがとうございます！ (2022年1月29日 18時) (レス) id: ec6c8a8fda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：しろみ | 作成日時：2021年11月29日 13時
