記憶 ページ20
眉にシワを寄せじっと誘拐犯である龍さん?を睨む煉獄先生の瞳は静かに燃えている
煉獄先生の姿と声を見て聞いた私は何故だかとても安心している、先ほどまで感じていた緊張からなる硬直がゆっくり溶けていく
『煉獄先生!』
「Aさん!今そっちにっ」
「おいおい、俺は無視か?煉獄ぅ」
龍さんとか言う人は私と煉獄先生の間に立った、そのせいで煉獄先生は見えない……それがすごくに不安で私はグッと手を握りしめる、爪が食い込んで痛いがその痛みがないと不安で泣いてしまうかもしれない
そんな私の手を横にいた直君が優しくほどいた
「あかん、血ぃ出てまうから……ほらっ!オレの手ぇ握ってたらええよ!」
『っ……うん』
直君の手を握り、見えないが煉獄先生の方をじっと見る……どうか私のせいで煉獄先生が傷付きませんように
「煉獄、俺と戦え……そうしたらこの嬢ちゃんはきっちり返してやんよ」
「望むところだ」
その言葉を皮切りに龍さんと煉獄先生の激闘が始まった、しかし煉獄先生は強くて龍さんの攻撃を受け流しては隙を見て攻撃している、様子から見て煉獄先生の方が上手だ
「この程度で俺に勝つつもりだったのか?」
「……確かに勝てるとは思ってねぇよ……俺1人だけならなぁ!」
そう言った途端後ろに鈍く光る鉄パイプを振り上げた人影が見えた、その鉄パイプは明らかに煉獄先生の頭を狙っていて___
私の頭に真っ赤な赤が過った
『杏寿郎!!後ろっ!!』
「あぁ」
煉獄先生はまるで後ろから来るのが分かっていたかのようにひょいと鉄パイプを避けた
ふと口から出た「杏寿郎」と言う名……何故あの瞬間に名字ではなく名前が出たの?
……待ってこの光景、見たことある?……ずっと昔、似たような光景が_____
その瞬間、バチリと閃光のような衝撃が走った
『……』
「?Aさん……?」
『こざくらなお……小桜、直……
れんごくきょうじゅろう……杏寿郎……
呼吸……琥珀、宝石……はしら
柱、鬼殺隊……鬼、人食い……日輪刀
杏寿郎、直……私の大切な_____』
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Frozenheart_99(プロフ) - 月明かりと紅色さん» 愛念のある作品の作者さんのお力になれたのなら、感慨深いです!これからも応援しています! (2019年8月15日 3時) (レス) id: b1cd95b247 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - Frozenheart_99さん» コメントありがとうございます!勉強になりました!本場の方にアドバイス頂けるのは大変嬉しいです、これからも関西弁で可笑しな所があってもなくてもコメントしてくださると作者の励みになります! (2019年8月14日 0時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
Frozenheart_99(プロフ) - 何時も愛読させて頂いてます!私関西の人間なんですけどしばくって言うのは殴る蹴るなどの暴行よりは「あんた〜ええ加減にしなしばくで〜笑笑」って感じですかね!殴ったり〜で大丈夫だと思います!口出しすいません!関西弁をわざわざ使って頂けるのが嬉しくてつい… (2019年8月14日 0時) (レス) id: b1cd95b247 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - 紅さん» コメントありがとうございます!そうですよね、私もそんな煉獄さんのギャップに悶えた人です!これからも不器用ながらに頑張りますので、ぜひ彼女彼らの未来まで見てくださるととっても嬉しいです! (2019年7月23日 22時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
紅(プロフ) - 煉獄さん凄く格好良くって、でも時々天然で可愛い所もあって凄く良いですよね!!続き楽しみにしていますね!! (2019年7月23日 18時) (レス) id: 5c635e6563 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月明かりと紅色 | 作成日時:2019年7月2日 21時