【キメツ学園】琥珀色の花束。【煉獄杏寿郎】

忘れていた呼吸 ページ12

スゥゥゥと尋常じゃ無いほど息を吸う煉獄先生に直感で思う、『これは危険だ』と

避けるべきだ、いや避けられるのか？カウンターを狙う？そもそもカウンターなど出来るのか……何にせよ私の技術は今の煉獄先生には及ばない、なんとか……何とかしないと！

体が暑く視界が狭い、ぐるぐると頭が回りプツンと弾けた

その瞬間体は一気に冷え視界が広く明るく戻る、無意識に私は息を吸い込んだ……


《宝石の呼吸 零ノ型 琥珀》


ふとそんな言葉が頭を過り、意識を試合に戻したとき……煉獄先生が尻餅を付き、ベキリと折れた竹刀が転がっていた


「A、さん……？」

『は、はっ……え？』


先生達は驚いたのか目を見開きこちらを見る中、くらりと酸欠で目眩が起きた、それを追いかけるように激しい頭痛に私は顔を歪めずにはいられなかった


『う"ぁ……ぐ、う"ぅ"あ"……』

「！？Aさんっ！」


煉獄先生の声を聞きながら、痛みに耐えきれず私は遂にバタリと床に倒れこみ、そのまま意識を失った


大丈夫、心配しないで杏寿郎



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宝石の呼吸

零ノ型 琥珀
・エネルギーを蓄えた一撃を一気に放つ技、強力な一撃を放てる代わりに溜めに時間がかかる
・カウンター等に使用可能、見極めることが大切で、少しでも力加減が相手より劣ると刀は折れてしまう。
・炎の呼吸、雷の呼吸と相性がいい
・刀は琥珀色に輝く

一緒に→←刀の構え

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