クライ審神者~ぱーと２~【刀剣乱舞】【FAIRY TAIL】 (ページ20)

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もぐもぐ61回ページ20

「しん、じる……？はぁ？……なに、いってんのさ……いみ、わかんないんだけど」

『……確かに、僕も信じるって知らなかった……でもずっと一緒に居る内に、相手を疑わなくなった、大好きだって背中を預けられるって思ったの……きっとそれが信じるってこと』

人を信用できなかった僕だけど、ラクサスが毎日毎日話しかけてくれたの、一緒に居てくれた

だから僕はラクサスを信じることが出来るようになったし、信用の仕方を教えてもらった……ううん、それだけじゃない

欠けていた僕にたくさんのことを教えてくれたのはラクサスだ

だからラクサスは兄のようで親のようで、そして僕のヒーローだったんだ

……だから、次は僕が君達に教えてあげたい、教えなきゃいけない

何も知らなかった悲しい僕のような存在は、もう要らないから……

「……ふぅん、そのラクサスってのは誰か分かんないけど……アンタが本気で俺達を助けようとしてるのは分かったよ」

『えっ？何で？』

何故ラクサスのことを知っているのか、僕はクエスチョンマークを浮かべたとき、後ろから笑いを含んだ声がした

「主さんったら、口に出てたよ」

この声は……

『国広！』

「……母様、勝手に一人で行動しないで、何かあってからじゃ……遅いから」

『ごめんね、小夜……そうだね、何かあってからじゃ遅いもんね』

僕は睨みつつどこか心配そうな瞳の小夜の頭を撫でる、すると小夜は目を細め、遠慮しがちに手にすり寄ってきた

可愛い←

「主さん、一体何が……って加州君！それに兄弟！」

『兄弟？……国広の？』

「はい、彼の金髪の彼です……山姥切国広と言います」

『山姥切、国広』

金髪の彼___山姥切国広は目を見開いた

その美しい瞳には国広が写っている

美しい瞳は揺れていた

「兄弟……折れた筈じゃ」

ポツリと呟かれた言葉に、国広は

「ただいま、兄弟！」

にっこりと笑って言った