【刀剣乱舞】一期一振溺愛の旦那様が現れた。

23話の旦那様 ページ32

ドンドン、と太鼓を叩く音が響く

パチリと目を開くと、屋台や提灯なんかが夜の帳を淡い光で照らす

食べ物の美味しそうな匂い、水の音、人の声


『……すごいな、鶴ではないが、こりゃぁ驚いた』

呆けていると、グッと手を引かれる

「ほら、行きますよ」

『あぁ、そうだな』


一期に手を引かれ、屋台やらを見て回る

まぁ粟田口の短刀達を見ながらだが



主？主は花火の席を確保しに行ったぞ


短刀達は綿飴や林檎飴に興味津々、お小遣いでそれぞれ好きなことをしている

「Aさん！これとっても甘くて美味しい！」

乱が綿飴を食べ、頬に手を当てニコニコしている

『そうかいそうかい』

「ほら！食べてみて？」

乱が差し出した綿飴をパクリと食べる

『おぉ！口の中で消えた！すごいなこれ』

だが、ちっと甘すぎるなぁ

「A！あーん！」

鯰尾は爪楊枝に差し出した食べ物を口に突っ込んできた

『んぐっ！ふぁっ！あ、あっ……んん！……あっつ、急に止めてくれ鯰尾』

「へへっ！ごめんなさーい」

あ、反省してないやつだ←

「鯰尾がすまない、これでも飲んで口を冷やしてくれ」

骨喰にまたもやストローを突っ込まれた

コクりと飲み込むと冷たい飲み物が喉を通る

『んぐっ、……ふぅ、ありがとな骨喰』

その後も誰かしらに食べ物や飲み物を突っ込まれた←

何で……？

24話の旦那様→←22話の旦那様

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す