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男は私に向かい走り出してくる、私はその場でトーントーンと軽く跳ねる
男は余裕そうにニヤリと笑い手を伸ばしてくるその瞬間、足にグッと力を込め男の上を飛び越え地面に付くと右回転し右足で脛を踵で蹴る
「っ！？」
体制が崩れた男に、残った左足で飛び回転し肩に右足の踵落としを決める……肩の骨は砕けただろう
そのまま肩を足場にし、距離を一瞬取り地面に着いた左足で地面を蹴り顔面を思いっきり蹴る
「グハッ！」
そのまま男は背後に倒れ、私は「"こせい"」……否、「眷属器」を発動する
手の中に金属の大きな戦斧の柄をグッと握り唱える
『アシュタロスより生まれし眷族よ、我が身を捧げる……我が身と1つになれ！』
そう唱えると「眷属器」の戦斧の八芒星が光出す、そして私の戦斧を握った右腕が光に包まれた
光が収まる頃私の右腕はオレンジ色の蛇鱗が輝く、更には白い炎の蛇が巻き付いている
『弱体化している……？』
兎に角、と言う感じで私の腕に巻き付いている蛇で男の手足を縛る
『焦凍、無事か？』
「Aちゃん！大丈夫！？怪我してない！？」
『平気……所でそこで見てるの、誰？』
先程の戦闘からずっと感じてい鋭い視線、消しきれない気配、しかし敵意も殺気も感じない
すると道の角から人が現れた
「……おやじ」
「先程の戦い……貴様本当に子供か？」
『貴方は私が子供に見えないのか、節穴なのか』
焦凍の親は眉を寄せたがそんなことよりも震えている焦凍の方が気になって仕方ない、そんな焦凍の手を握り背後に隠すように引く
「まぁ焦凍を守った事に免じて今日の事は多目に見よう……焦凍を返せ」
『……焦凍は貴様の人形ではない、とだけは言っておこう』
焦凍の親は焦凍の手を引き私から離す
「貴様、名は」
『焦凍の1番の親友、椿A』
「椿……覚えておこう……今日の事、礼を言う」
それだけ言うと焦凍の親は焦凍の手を引き私に背を向けた……幼子の1人残して帰るのか
「Aちゃん！あ、ありがとう！」
『……焦凍、また明日』
慣れない表情筋を動かし笑って見せる
焦凍が見えなくなり、私も家に足を向ける
……明日菓子でも買って焦凍と遊ぶか
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月明かりと紅色(プロフ) - ルフイさん» コメントありがとうございます！ファナリス主人公は見かけることありますけどマギ&ヒロアカはあまり見ないですよね、夢主ちゃんにとっては練家の人って恩人で初恋なんですよ、だから忠誠心も敬愛もホント強いんですよ。更新頑張ります！ありがとう(*´∇｀*) (2019年8月26日 21時) (
レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
ルフイ(プロフ) - この作品大好きです！私の好みドストライクです。マギとヒロアカでクロスオーバーなうえにファナリスが主人公だし…！何より紅炎たち練家への絶対的忠誠心が可愛い！素敵！！更新頑張ってください!!! (2019年8月26日 21時) (レス) id: 1c8a5341b8 (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - 雫さん» コメントありがとうございます！マギ好きな人周りに少ないので嬉しいです！これからも見てくれると嬉しいです！ (2019年6月21日 9時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
雫 - マギもヒロアカも大好きです！！とても素敵な作品です！頑張って下さい！(*^^*ゞ (2019年6月20日 22時) (レス) id: a2b9405f4b (このIDを非表示/違反報告)
月明かりと紅色(プロフ) - ベルさん» コメントありがとうございます！頑張って続き書きます！ (2019年6月20日 8時) (レス) id: ce1b07ed69 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月明かりと紅色 | 作成日時：2019年6月9日 23時
