１４７話 司令塔 ページ4
夏未｢なによ、皆たるんでるわね！｣
秋｢皆、変だわ…それにドラゴントルネードが決まらないなんて……｣
夏未｢体が訛ってるんだわ！｣
春奈｢そんな事ないですよ。例えば、少林寺君はクンフーヘッドを身に付けたし、他の人達も動きは格段に速くなってます｣
夏未｢じゃあ、気持ちが訛ってるんだわ。イナビカリ修練場で特訓かしら？｣
響木｢……修練場のせいだ｣
秋｢どういう意味です？｣
響木｢春人、お前は気付いてるだろ｣
響木監督は、近くにいた私に向かって話しかける。バレてたか…
貴女｢バレてましたか｣
秋｢工藤君、どういう意味？｣
貴女｢個人的な技術や体力が格段に上がったせい。つまり、身体能力が向上しても、それを感覚として捉えきれてないって事だ。しかも、相手の身体能力がどれくらい上がったか分からないからタイミングがあわせられないんだ。だから、相手と一対一でボールを取り合う分にはいいが、仲間と連携をとる分にはな…｣
秋｢そんな…工藤君だけが分かってても、バラバラじゃないですか！？｣
春奈｢能力の向上が裏目に出るなんて…｣
夏未｢これから千羽山中と戦わなきゃならないのに…｣
響木｢そこで春人、提案があるんだが｣
あれ？話終わらなかった…
てか、提案？
貴女｢何ですか？｣
響木｢この問題は、ゲームメイクが出来るやつがいれば簡単に解ける。そして、このチームにはゲームメイクをする司令塔がいない。これで、俺が何を言いたいか分かるな｣
貴女｢俺に、司令塔をやれと？｣
響木｢これからの戦いでは、必ず必要となってくる。そしてお前は、司令塔の役目を充分に果たす事ができる｣
貴女｢確かに俺は、司令塔の役目を監督の期待通り果たせると思います。ですが、フォワードからだと全体を見渡すのが少し困難です。そしてこの役目は千羽山中戦で必要不可欠ですが俺ではありません｣
響木｢それはどういう事だ？｣
貴女｢少し語弊がありますね。俺でもあるけど、俺じゃありません。その時になればこの言葉の意味が分かると思いますよ｣
響木｢……分かった。お前達はいつも通りに振舞え。あいつらが知るのは、こいつの言うその時でもいいだろう｣
秋／春奈／夏未｢｢｢……はい｣｣｣
ピィーーーーーッ！
秋｢はい！ちょっと休憩！｣
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 42人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミニgirl(プロフ) - ねこ！さんへ こういうのは初めて書くので分かりづらいと思うのですが、気に入っていただけたら嬉しいです (2018年11月25日 10時) (
レス) id: 07caa1daf6 (このIDを非表示/違反報告)
ねこ！ - ああああぁ！！同人誌ネタありがとうございますぅぅぅぅぅぅ！！ (2018年11月25日 9時) (レス) id: 5fb33c828a (このIDを非表示/違反報告)
ゆうあ(プロフ) - 今回もめっちゃおもろかったです！！続き楽しみにしてます！更新頑張って下さいね (2018年11月17日 20時) (レス) id: 286696b0d5 (このIDを非表示/違反報告)
夜 - とても面白くて、続きがものすっごく気になります！更新頑張って下さい！！ (2018年11月14日 7時) (レス) id: c9a43346ff (このIDを非表示/違反報告)
ねこ！ - 更新ありがとうございます！いつも楽しみですお体気をつけてください！ (2018年11月9日 17時) (レス) id: 5fb33c828a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ミニgirl | 作成日時：2018年10月22日 2時
