175 自分を守る為の嘘 ページ25
---イェソンside---
Aの表情が強張り
1歩後ずさりした。
腹が立ってるのに
心の片隅では
追いかけて来てくれた事が嬉しいんだ。
もしかしたら･･･
お前も俺との出会いを
“運命”と思ってくれている？なんて期待さえしてしまうんだ。
そんなわけないのに･･･
Aはユノの恋人なのに･･･
俺はバカだ。
心の中で
色んな感情がグチャグチャに入り混じっていて
苦しい･･･
また会いたいなんて
願わなければよかった。
A･･･
なんで追いかけてきたりしたんだよ。
そのまま
立ち去ってくれたら
こんな苦しい想いをしなくて済んだのに･･･。
『東方神起だけじゃ足りない？ＳＪっていうブランドも手に入れたいのか？』
Aの瞳が揺れてる。
怯えた表情を浮かべ
また1歩後ずさりした。
違う･･･
こんなこと言いたいワケじゃない。
無意識に
Aがあけた距離を縮めるように足が前に出て
手を伸ばせば触れられる距離に近づいていた。
怯える様が
演技なのか本当なのかわからない。
これが演技なら女優になれる。
寄ってくる女の中にはそういうのもいた。
演技だとしたら、
俺が運命だのまた会えるだの言ったから落としやすいとでも思ったのか？
『もしかして･･･俺の社交辞令を本気にした？また会えるなんてセリフは･･･単なるファンサービスだよ。』
俺がホレてるとバレたくなくて･･･
強がりを吐いた。
本当はそんな事思ってない。
ファンサービスなんかじゃない。
俺は本当に･･･
Aに会いたいと願ってた。
なのに口から出るのは
気持ちと真逆の言葉･･･。
You『ファン･･･サービス･･･。』
Aが発した言葉に
ハッとして顏を上げると
俺が魅かれた
Aのキャラメル色の瞳が
色を失っていくように見えた。
瞳の色あせと共に
焦点が合ってない上に
潤みを増してる？
表情も凄く悲しそうに見える。
演技には見えない。
俺に言われた言葉に
傷ついてるのか？
俺の言った『また会える』を
覚えていてくれたのか？
もしかして･･･
お前もそれを望んでくれていた？
無意識に手を伸ばし
Aの頬に触れようとした瞬間
『あっ!!ヒョン見つけた！キュヒョ〜ン!!ミニヒョ〜ン!!こっちにいたよぉ〜！』
聞き覚えのある声が
廊下に響き渡り
Aの肩越しに
見慣れた顔が現れた。
伸ばした手は
Aに触れる前
おろすしかなかった。
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ゆう(プロフ) - はらはら、ドキドキもどかしいー。でも、楽しいです (2017年2月23日 9時) (
レス) id: 4e34045293 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 雅美さん» 一気読みありがとうございます(-^〇^-) mimiの自論ですがそう思っているので、タンコマ進みでイライラさせてしまうかもしれませんがだんだんと近づいてく二人を楽しんで頂けたら嬉しいです♪また覗きに来てくださいね♪♪ (2013年4月15日 22時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
雅美(プロフ) - 一気読みしました!!『運命の相手とはいろいろな縁で繋がっていく』そのとおりに、だんだん近づいていく2人に、先が気になって気になって！(>_<)また覗きに参ります(*^^*) (2013年4月15日 22時) (携帯から) (レス) id: db74afde9b (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - ちょうたたんさん» 沢山あるSJstoryから見つけて下さってアリガトウございます(^o^)／ 気に入っていただけるなんて幸せです♪物語はタンコマ進みですが、頑張って更新するので楽しんで頂けたら嬉しいです♪♪ (2013年4月15日 21時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - ゆなさん» (*^▽^*)mimiもお魚コンビが愛おしいです♪でもやる時はやると思うので今後に期待して下さい♪←でもぉ〜おバカなのでビシッと決められるかどうかは謎ですけど（苦笑）兄さんの入隊は本当に寂しいですよね(´；ω；｀)一緒に戻ってくるのを待ちましょう！ (2013年4月15日 21時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minimimi | 作成日時：2013年4月13日 20時
