167 あっけない終わり ページ17
----イェソンside---
スマホが振動してる。
止まっても再び動き出す
その繰り返し。
相手はリョウクだろうな。
ポケットから取りだす
力も沸かない。
振動を
体に感じ続けるだけ。
階段に腰を下ろし
虚脱感に逆らう事なく
腕をダランと下し
壁にもたれ掛って
動くことができない。
どうやって
ここに来たのか覚えてない。
『ふっ･･･。バカみたいだ･･･。』
いや、みたいじゃなく
確実にバカだよな。
この数か月の自分が
情けなくて滑稽だ。
勝手に
運命の出会いと決めつけて
勝手に舞い上がって
勝手に再会を夢見て
勝手に想いを膨らませ
勝手に好きになって
俺の独りよがりだった。
目を閉じると、暗闇にならず
ユノがAを抱きしめたシーンが浮かんできた。
やめてくれ･･･
胸が苦しい･･･
頭がクラクラする･･･
あの瞬間
立っているのが
精いっぱいだった。
忘れかけていた
恋心を思い出させてくれた
相手は
辛い練習生時代を共に過ごし
羨ましい程沢山の魅力を持った男の恋人だった。
辛すぎるその場を去ろうと
ゆっくり離れ始めた時
聞こえてしまった
二人の会話･･･
YH『A･･･あの時の誓いを俺は守れてる？』
A『私はオッパを誇りに思ってるよ。今日もカッコよかった。』
聞きたくなかった。
絆の深さを見せつけられてる気分になった。
二人だけにしか分からない
誓い
言葉から感じ取れる親密さ
長い付き合いであることが
わかった。
その会話を聞いた後の
記憶がない。
気づいたら
ここに座っていて
スマホが振動していた。
ライブ前に考えた事･･･
あれが
現実になってしまったのか･･･。
ユノがAの恋人なら･･･
諦める･･･。
いや･･･
単に
俺が独りで
盛り上がってたんだよな。
たった１度会っただけの
名前しか知らない女に
一目ぼれして
この数か月間
真剣に想ってたなんて･･･。
そんな自分が情けない。
恋愛は
コリゴリだと思い続けた
俺の久しぶりの恋は
始まる前に
終わりを告げた。
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ゆう(プロフ) - はらはら、ドキドキもどかしいー。でも、楽しいです (2017年2月23日 9時) (
レス) id: 4e34045293 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - 雅美さん» 一気読みありがとうございます(-^〇^-) mimiの自論ですがそう思っているので、タンコマ進みでイライラさせてしまうかもしれませんがだんだんと近づいてく二人を楽しんで頂けたら嬉しいです♪また覗きに来てくださいね♪♪ (2013年4月15日 22時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
雅美(プロフ) - 一気読みしました!!『運命の相手とはいろいろな縁で繋がっていく』そのとおりに、だんだん近づいていく2人に、先が気になって気になって！(>_<)また覗きに参ります(*^^*) (2013年4月15日 22時) (携帯から) (レス) id: db74afde9b (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - ちょうたたんさん» 沢山あるSJstoryから見つけて下さってアリガトウございます(^o^)／ 気に入っていただけるなんて幸せです♪物語はタンコマ進みですが、頑張って更新するので楽しんで頂けたら嬉しいです♪♪ (2013年4月15日 21時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - ゆなさん» (*^▽^*)mimiもお魚コンビが愛おしいです♪でもやる時はやると思うので今後に期待して下さい♪←でもぉ〜おバカなのでビシッと決められるかどうかは謎ですけど（苦笑）兄さんの入隊は本当に寂しいですよね(´；ω；｀)一緒に戻ってくるのを待ちましょう！ (2013年4月15日 21時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minimimi | 作成日時：2013年4月13日 20時
