120 約束 ページ20
---YOUside---
それから数分間、
同じ言葉の繰り返し･･･
誘われ・断り・誘われ・断り。
つ、疲れてきた(＞_＜)
私達のやり取りを黙って見ていたお父さんが
ため息をつきながらお母さんの肩に手を置き『もう諦めなさい。親切にして頂いたのに、困らせてはいけないよ。』そう言って窘めてくれた。
息子さんは
またもや電話が掛かってきてお話し中。
母『残念だわ。ゆっくりお話ししたいと思ったのに･･･。あ、そうだわ！ジョンジンお店の名刺出してちょうだい。』
息子『ちょ、ちょっと待って!兄さん？とりあえずホームにいないで改札出てきて！じゃあね！ 母さん名刺？えっと･･･』
そう言って息子さんはお財布から名刺らしきものを出してお母さんに渡した。
母『うちね、コーヒーショップをやってるの。韓国に来たら絶対に訪ねてきて!!絶対よ。あなたとはまた会える･･･そんな気がするの。私の勘は当たるのよ。』
そう言って私の手をとり
強制的に名刺を握らされた。
韓国に行くことは無い
そう言いたかったけど、
早くこの場から去りたいから
『はい。その時はぜひ』と社交辞令で返した。
『また会える･･･勘は当たる』
この言葉も昨日聞いたな(苦笑)
母『名前教えてくれない？』
息子『うんうん！僕も教えてもらいたい(^^)いつかお店に来てくれた時にすぐわかるようにしておくからさ!!』
名前ですか(汗)
えっと･･･お店に行く気は全く無いんだけどなぁ。
どうしよう。
それにしても
このご家族は不思議。
なぜだかイェソンさんを思い出させてくれてばかり。
そんな事を考えていると
近くにあるカラクリ時計が動き出した。
ん？ 19時!?
ヤバイ!!
教室が始まってる
急がないと。
『あの、本当にもう行かないと･･･。』
息子『僕はジョンシン！キム・ジョンジンだよ。君は？』
しょうがない
名前を教えたところで問題はないよね？
『Aです。スミマセン。本当に時間が無いのでこれで失礼しますね。ご家族でお食事を楽しんできてください。』
母『絶対に訪ねてきてね？約束よ？』
父『ありがとう。君の優しさに感謝してるよ。』
ご家族に深々とお辞儀をして
焦ってる事を悟られないように気を付けながら
足早にその場を立ち去った。
この時はわからなかったけど、今ならわかるよ･･･
マスターの言ってた”縁”
ってこういう事なんだよね？
私とあなたを結ぶ”縁”は
ここでも繋がっていたんだね･･･。
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mimi(プロフ) - ゆうさん» ゆう様 引き込まれて頂けて嬉しいです♪でも、寝不足はお肌の大敵と言われているのでお休み下さいね(^^) (2017年2月23日 18時) (
レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
ゆう(プロフ) - 前章より引き続き読み進め。引き込まれ中です。もう寝なきゃいけないのに、続きが気になってやめられません(笑) (2017年2月23日 1時) (レス) id: 4e34045293 (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - りんさん» 好きになって下さってありがとうございます(≧∇≦)/凄く嬉しいです♪ やっと再会した二人のその後を丁寧に描いていく予定なので楽しみにして頂けると幸せです。 (2013年4月11日 23時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - この作品大好きです(*^^*) 4章も楽しみにしてますね(^q^)あまり無理せず、更新頑張ってください^^ (2013年4月11日 22時) (レス) id: 8c1c90ae9c (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - さゆりさん» 楽しみにして下さり本当にありがとうございます♪はい(^o^)／物語の進みはタンコマでも更新はコンスタントを目指して頑張ります♪ (2013年4月11日 21時) (レス) id: 21e591ee6f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：minimimi | 作成日時：2013年3月13日 21時
