みにまむ ５８ ページ18
「「「「「試験お疲れさまー！！！！」」」」
リビングに着き、いきなり電気が消えたと思ったらクラッカーの音が家に響いた。
「お、ん？…いや、ありがとう…？」
「反応…薄くね？」
「や、嬉しいんだけど、こういうのって受かった時にするものじゃないのかな…って」
嬉しいのは、本心。だってバラバラなみんなが私の為だけにここまでやってくれたし。
「特に爆豪君まで……参加してくれるとは…」
「何処に感動してんだよクソ！！」
「てかマジでお前料理上手いな！」
「お餅とか作れるん？」
「女子力高すぎて笑えない」
「…っだぁああああああうるせえよ！！！」
「顔真っ赤じゃんさ」
「あはははは！」
まさか……合格した・しなかった関係なくパーティーやるつもりでいるのかこの人たち？
「それにしても…本当に爆豪君料理上手いんやなぁ…星型とかハート型とか…って乙女！！？」
「リクエストしてきたのはクソ髪とアホ面だ俺は関係ねェ」
「それを見事にやり遂げるアンタもアンタだよ」
「これって、もしかして私のモチーフ？発狂してる時のは再現しなくてもよかったんだよ？」
黒髪の私ver.では、星型のニンジンが大小に分けられて配置されている。
金髪の私ver.では、周りに氷の檻みたいなのが張ってある。
あ、勿論私っぽいミニキャラもあったよ。
「女子力の暴力…」
「こんくらい普通だろ、普通」
「お前の普通は俺らの普通じゃないことにそろそろ気が付いた方がいいよ」
「ま、とりあえず食べようぜ！！」
上鳴君のその一言で、全員がコップを掲げて楽しそうに笑った。
……結構リーダー気質あるのかもなぁ、上鳴君って。
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作者名：真裏 | 作成日時：2017年11月11日 0時
