16 ページ16
××
「…………オッパ」
「Aまさか彼氏できたの？」
「いやあの」
「うっそぉー俺彼女いないのにっ！」
「だから」
「しかも超カッコよかったよね！？」
「……」
声で分かったけど、ジョンデじゃないことを目でも確認したらなんだか意味もなくホッとした
私の前に立ちはだかる高くて煩い壁を突き飛ばしてエレベーターのボタンを押す
「うわひどいっ！ねぇオッパよりカッコいい人と付き合わないでよーー」
「もーうるさいな！！！」
オッパよりカッコいい人と付き合わないでって意味わからなさすぎる…そもそも彼氏じゃないし…ってか話聞けよ、と心の中で永遠に愚痴りながらエレベーターを待つ
表示されているエレベーターの階数が4.3.2と下がってきて扉が開く
素早く乗って閉まるボタンを連打するも一旦は閉まりかけたドアが再び開いてオッパが乗り込んで来た
「ちょっとAーなんで置いてくの」
「…うるさいんだもん」
「ひっどーひっどーこんな悪い妹じゃなかったのにー」
「いいよもう悪い妹で」
「ごめんごめん」
私の家のある階にエレベーターが止まりドアが開く
ごめんと謝った割に、全く止まる気配のないオッパの質問を無視しながら部屋の前へ歩いていく
「でさー、彼氏の名前、何？」
「だからさぁ」
「何年生？部活は？頭良い？」
「あのね」
「名字パク？パクだったらウケる」
「違うから！ほんっとうるさい！！」
ドアのオートロックを押しながらオッパに怒鳴りつけると、隣の部屋のドアがピーという解除音と共にがちゃりと開いた
××
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1354人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
みに(プロフ) - みゆさん» みゆさん〜>_< ありがとうございます！狼狽えるなんて…良かったです（≧∇≦）こちらこそ最後まで読んでくださりありがとうございました！これからもよろしくお願いします〜！！ (2017年6月29日 21時) (
レス) id: cd043a3499 (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - ユズさん» そう言ってもらえて嬉しいです(TT) ありがとうございます！！ (2017年6月29日 21時) (レス) id: cd043a3499 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ(プロフ) - みにさんお疲れ様でした(^^)最後の方キュンキュンしながら妄想して狼狽えました（笑）本当に素敵なお話でしたこれを機にみにさんの小説たくさん読まさせて頂きます(●´ω`●)幸せをありがとうございました！ (2017年6月29日 0時) (レス) id: 7603efb3d8 (このIDを非表示/違反報告)
ユズ - いえいえ！もう、その通りです！毎回お話が面白くて読ませてもらってます（＾ν＾） (2017年6月28日 22時) (レス) id: ee3467b405 (このIDを非表示/違反報告)
みに(プロフ) - ユズさん» コメントありがとうございます(TT) ジョンデやばいですよね、、、宇宙の宝ですよね…（≧∇≦）www (2017年6月28日 1時) (レス) id: cd043a3499 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みに
| 作成日時：2017年6月9日 21時
