No,2 幸村精市の思い人は高校生!?【テニスの王子様】 (ページ6)

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46話ページ6

貴女「ごめんね,ありがとう」

ナンパを追い払ってくれた精市

腰が抜けてしまった私

二人で近くの公園のベンチに座る

幸村「いえ…」

貴女「………」

気まずい…

なんで,精市が私を探しにきたの?

喧嘩してるんだから別の子でも良くない?

ってそうじゃなくて!

ちゃんと話さなきゃいけないんだって

貴女,幸村「「あの!……あ」」

幸村「先にどうぞ」

貴女「ううん,精市こそ先どうぞ」

また沈黙が続く

その沈黙を破ったのは精市だった

幸村「その……すみませんでした」

貴女「え?」

幸村「俺,一時テニスはもう出来ないって言われてテニスが思う存分出来るのにサボってるあの人が羨ましくて腹が立って…
A先輩とも仲良く話してるのを見てたから余計に腹が立って…先輩にまで当たりました」

貴女「…私こそごめんね
精市の気持ち何も考えてなかった
精市の辛さも痛みも私は考えれなかった…いや,考えようとしなかった
それで精市のこと傷つけて…私最低だよ」

精市は辛い治療とリハビリを乗り越えてきたんだ

きっとテニスをしている私たちのことも考えていた

きっと心が折れそうになったことだってあったはず

なのに,そのことを気にもとめないで私は