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岩「目黒・・・」
目「・・・・・・・」
翌日、メンバー全員が病室に集まっていた
目黒を静かに見つめたまま
その場には長い沈黙が流れる
渡「・・・・・・なんで黙ってたんだよ」
目「・・・・・・ごめん」
渡「俺、聞いたじゃん・・・なんでその時っ」
舘「翔太」
問い詰めようとする渡辺を宮舘が止めるなか
深澤が静かに口を開いた
深「目黒、ほんとは不調だったんだな・・・
最近収録の日とか、とくに歌番組の日・・・
やけに耳触るなって思ってたんだよ」
目「・・・うん、最初は気のせいだと思ってて」
目黒は俯いたまま顔を上げようとしない
今朝、医師から告げられた言葉を思い出す
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ーーー面談室
『突発性難聴、ですね』
目「・・・とっぱつせい、なんちょう?」
医師から告げられた病名は、突発性難聴
『・・・急に耳の聞こえが悪くなったり、耳鳴りや
目眩がするとゆうのが、主な初期症状です。
目黒さんの場合、この症状が1週間前から続き、
休まず無理に仕事をし疲労やストレスが蓄積されて
目眩を起こし倒れたと考えています』
目「・・・それは治るんですか?」
『治りますよ・・・ですが』
医師は難しい顔で告げた
『確率は3分の1です』
目「・・・え、そんな少ないんすか?」
『・・・はい、仮に治ったとしても症状が緩和される
程度です。元々完全完治が難しい病気なんです。
1番は早期治療をすることなんですが・・・
目黒さんの場合発症から時間が経っているので・・・』
その言葉に目黒は言葉が出ないのか黙り込む
薬を使って治療していきましょうと
医師は優しく声をかけるが
目黒の耳には届いていなかった
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作者名:mini | 作成日時:2020年2月27日 18時