*きっずうぇすと！２【JW】 (ページ10)

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＊ごじゅーはちページ10

じゅんたside

あれからどんだけ遊んだやろ。
たった2人で鬼ごっこもしたし、絵本も読んだった。
誰もおらへんお家の中で探検隊ごっこだってした。

でも、ちょっとおトイレに行きたなってしもて、流星を置いて行ってきてん。

淳太「ふぅ､､。あれ？りゅーせー？？」

リビングに戻ってきたら、流星の姿があらへん。
狼さんやって、うさぎさんと一緒にｺﾛﾝｯと転がっとる。

淳太「りゅーせー？
りゅーせー、どこおるん？？」

あちこち探し回っとって、キッチンに着いたら流星を見つけた。

食器が置かれとる場所の前で必死に背伸びして何かを取ろうとしとる。

淳太「！りゅーせー！あぶないっ！！」

流星「え？じゅんた、、おわぁっ！！」

ｶﾞﾁｬｰﾝｯ

大きな音がして思わず耳も目も塞いでしもた。

ゆっくり目を開けたら、びっくりした顔の流星とバラバラのコップ。

それは、俺が買うてもろた黄色いうさぎさんのコップで、、。

流星「あ、、じゅんた、、。ごめ、、」

淳太「、、なんでなん？」

流星「え、、？」

淳太「、、それ、おれのこっぷやん。
Aちゃんに、こうてもろただいじなこっぷ。
なんでわったん？」

流星「の、のど、かわいてて、、おみずのもうとおもうて、、」

流星の目に、少しずつ涙が溜まる。
そんな流星がどんどん歪んでくる。

淳太「じゃあ！ちゃんというてくれたらよかったやん！！とどかへんってわかるやろ？！ちいさいのに！！」

流星「っ！じゅんっ、、たぁ、、！ご、めん、、ｸﾞｽﾞｯ、ごめんやって、、！！涙」

淳太「りゅーせーなんかきらいや！！
もー、どっかいってまえ！！！」

自分でもびっくりした。
こんな大きな声出るんやって。

そしたら、流星も大きな声で泣きだした。

俺は後ろ向く。

流星「ふぇええええんっ！うわぁぁん！！涙」

もー知らんもん。

流星「じゅんたぁ、が、、！りゅーしぇーきらいやって、、うぇええええんっ！！涙」

流星なんて、知らんもん。