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「チョコはもういいだろ」
主任の声に振り向いたら、私に片腕伸ばしてる主任。
かわいい…
近づくとその手に腕掴まれて引き寄せられる。
脇の下掴まれて、主任の膝の上に向かい合わせ。
ふふ。
背中に腕回してぎゅーって抱きついた。
「もう来年からバレンタインは何もするなよ。」
「…えー。でもバレンタインですよ？」
忘れてたけど。
「お前が何かするとこっちにしわ寄せがくる」
「んー、あ。じゃあ2人で何か作るっていうのは？」
「そんなことよく言うな。寝てたくせに。
どっか食事でも行った方が数倍いい」
「それいいですね！食事！」
あ。
来年のバレンタイン…
来年って。主任、言ってくれた…
来年っていったらさ。
この子産まれてるんだよね。そう思うと不思議。
そして未知すぎてちょっと不安になる。
…ねぇ、ほんとに…？
来年のバレンタインも主任と一緒にいられる？
主任とずっと一緒にいられなきゃ私無理だよ…
でも、この先何があるか分かんない。
そんなこと考えてたら
私の頭と背中に手のひら添えて顔寄せた主任。
「…ん？」
「…お前がここにいたらそれでいい」
顔は見えないけど。
私の考えてたこと分かったみたいにくれた言葉。
少し強くなった主任の手のひらの温かい圧に幸せしか感じない。
「私も。ここにいたいです。来年も…」
「来年もとかじゃなくて。ずっと。」
そんなこと言ってくれるから、また泣いちゃうじゃん。
涙と一緒に不安も出て行ったみたいに心が軽くなって、そのぶんすごくすごく満たされていった。
身体離してお互いの顔見て。
だらだら流れてる涙を指で拭ってくれて
両手で頬っぺた包み込んでくれる主任。
「もー…大好きです」
そう言ったらニコッて笑った主任と
どっちからともなくくっついた唇。
すっごく甘くて。
程よく濃厚でクセになるような。
そんなキス。
たくさんたくさん、主任とキスした。
「ミンソクさん、ハッピーバレンタイン」
「は？何がハッピー？」
「こんなハッピーなバレンタイン初めてだもん」
「こっちこそ。
こんな散々なバレンタイン初めてだったな」
次の日からしばらく、腕を痛そうにしてた主任。
fin.
ちょうど収まりそうだったので載せました…
季節外れなお話をすみません！
また主任の続きとか短編載せるときは
ここの続きとして新しい章を立ち上げます。
読んでくださりありがとうございます！
終わり
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じゅん☆(プロフ) - 何年経っても大好きなお話でよみたくなってミンソクさんだけの為にこのサイトに来ます。また来ます。 (2021年1月18日 15時) (
レス) id: fb1d27d985 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ﾙｲさん» ルイさんー（ ; ; ）そんな風に言って頂いて本当に嬉しいです…だいぶ前に書いたものなのに、覚えて頂いて読んでいただけて、こちらこそ幸せです！！ありがとうございます！ (2018年7月4日 17時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
ﾙｲ(プロフ) - 大好きだったキムミンソクしゅにんあの番外編が読めるなんて幸せ至極にございますぅ。 (2018年7月2日 22時) (レス) id: c2869a1545 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - あまいくりーむさん» あまいくりーむさん！こちらこそ読んでくださり本当にありがとうございます（ ; ; ）キュンキュンして、癒され、ときめいて、幸せ、なんてめちゃくちゃ嬉しいワードにこちらが泣きそうになります…お付き合い頂き本当にありがとうございます！！ (2018年7月1日 10時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 大好きなミンソク主任のお話書いてくださり本当にありがとうございます！本当に本当にどストライクでキュンキュンして、癒されときめいて幸せです！懐も愛情も深いミンソクさんチェゴ！！ (2018年6月30日 23時) (レス) id: 5bc9d9daf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2017年12月28日 16時
