・ ページ19
・
気付いたら返事より先にミンソクにキスしてたよね。鼻ぶつかる勢いで。
ビックリしたミンソクがすっごく嬉しそうな顔で笑って
自分の行動にミンソクよりビックリして目を見開いてた私をギュッて抱き締めたの。
「好き」って耳の後ろでもう一度言ってくれたときは倒れるかと思った。
あの時のドキドキ、一生忘れられないだろな。
分かってる。
私が浮気なんてするわけない。
だってミンソクしか嫌だもん。
こんなに素晴らしくイケメンなセフンくん目の前にしたって、私にはミンソクが1番かっこいいなって思っちゃうもん。
ミンソク…
元気かな。ミンソク。
……わ。
ミンソクのこと考えてたらだめだ。
会いたくなる。
「もうこっちの話はいいや。それより2人はどこで出会ったの？」
話題を変えよう。
でも、それ聞いたが最後。
惚気話を延々聞かされるハメになった。
いいんだけどさ。
友達のこういう話聞くのは好きだし。
でも…自分がこんな状態で聞く惚気話なんかただただ羨ましいだけで。
お酒も進んでいい雰囲気の2人を目の前にして、私は全っ然お酒が進まなくなった。
「二軒目バーでも行こっか」
「行きましょう。Aさんも。」
そう言いながら3人で席を立ったけど。
「わ、結構飲んでたみたい…」
立った途端友達がフラついてセフンくんの腕にしがみついて。
「大丈夫？気を付けて」
そう言って肩を抱くセフンくん。
………げー。
それだけのやり取りなのに。
すっごい羨ましい。
なんか今、身体がキュウってした…
無理だ。
「私…帰ろかな…」
「えー、ほんとに？」
こんなのやだ。
2人といたって虚しいだけだもん。
残念そうにしてくれる2人と店の前で別れた。
いいな。
いいないいな…
あの2人、今日はどっかで一晩過ごすんだろな。
いいなー…
私とミンソクだって…ほんとだったら週末はどっちかの家で過ごすのがお決まりなのに。
ミンソクは平気なのかな。
こんな長い間私に会えなくて。
……いや、平気か。
いつも冷静沈着なミンソクが目に浮かぶ。
告白されたのは私なんだけどなー。
明らかに私の好きのほうが重い。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1510人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「K-POP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
じゅん☆(プロフ) - 何年経っても大好きなお話でよみたくなってミンソクさんだけの為にこのサイトに来ます。また来ます。 (2021年1月18日 15時) (
レス) id: fb1d27d985 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ﾙｲさん» ルイさんー（ ; ; ）そんな風に言って頂いて本当に嬉しいです…だいぶ前に書いたものなのに、覚えて頂いて読んでいただけて、こちらこそ幸せです！！ありがとうございます！ (2018年7月4日 17時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
ﾙｲ(プロフ) - 大好きだったキムミンソクしゅにんあの番外編が読めるなんて幸せ至極にございますぅ。 (2018年7月2日 22時) (レス) id: c2869a1545 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - あまいくりーむさん» あまいくりーむさん！こちらこそ読んでくださり本当にありがとうございます（ ; ; ）キュンキュンして、癒され、ときめいて、幸せ、なんてめちゃくちゃ嬉しいワードにこちらが泣きそうになります…お付き合い頂き本当にありがとうございます！！ (2018年7月1日 10時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
あまいくりーむ(プロフ) - 大好きなミンソク主任のお話書いてくださり本当にありがとうございます！本当に本当にどストライクでキュンキュンして、癒されときめいて幸せです！懐も愛情も深いミンソクさんチェゴ！！ (2018年6月30日 23時) (レス) id: 5bc9d9daf8 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HARU
| 作成日時：2017年12月28日 16時
