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出発して40分ぐらいで着いたマンション。
「…え。ここ？」
近すぎる…ここなら電車で来れちゃうじゃん…
近くのパーキングに車停めてマンションに入った。
「こんな近いのに…お母さんたまにしか帰って来ないって言ってましたよ？」
「別に。用事なかったら帰らない」
…寂しいだろな。お母さん。
そして
数分後には主任のお母さんの向かい側のソファーに座ってた。
思い出した…この顔。
この綺麗な顔…
主任がインターホン鳴らして出てきたお母さんは私を見たとたん一瞬驚いた顔したけど、
「入りなさい」ってとりあえず家に入れてもらえた。
お父さんは…いないみたい。
当たり前だけどやっぱり全然歓迎されてない。
でもずっと主任が私の背中に手を添えてくれてたから心強かった。
お茶を出してくれて、そのまま向かい側のソファーに座った主任のお母さん。
「何の連絡もないし…てっきり理解してくれたのかと思ってたんだけど」
………
ため息混じりにそう言われてドクドクする。
横目で主任見ると
お母さん見ながら はぁ？って顔になってる。
何か、何か言わなきゃ…
「あの…」
「まずこいつに謝ってくれ」
ひぃっ
主任の第一声にびっくりした。
ちょっと…この人なに言い出すの。
余計なこと言わなくていいのに！
「当たり前のことを言わせてもらったつもりだけど。それでもこうしてここに一緒に来たってことは分かってもらえなかったみたいね」
「こいつは言う通りにした。俺に嘘付いてまで離れようとした。お袋の行動でどれだけ嫌な思いさせたか分かってるのか。」
「ミンソクさんっ」
思わず主任の服を掴んだ。
説得しに来たんじゃなかったの…？
すごい喧嘩腰…
「ミンソク何回も言ってるけど。
普通の結婚してほしいだけなの。どうしてわざわざそんな…」
「普通の結婚って？別に普通だろ。」
「どう考えても普通じゃないでしょう。
冷静になって考えなさい。」
「十分冷静だ。」
主任…
どんどんムスッとした顔になっていく。
しばらくの沈黙のあと。
「……反対するならもう別にいい。
こいつのためにお袋の了解が欲しいと思ってただけで。別に勝手に籍ぐらい入れられる。」
お母さんの怪訝な顔。
主任…こんなこと言いに来たの…？
パッと私の手首を掴んだ主任。
「だめだ。顔見たら腹立ってきた。帰るぞ」
なんで……
主任と結婚したいのに。
遠のいていく。
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HARU(プロフ) - まゆさん» まゆさんこちらにもありがとうございます！泣いてくださったとは…(;_;)でもあたしも書きながら泣いてましたw今その時思い出すと爆笑ですw (2019年1月7日 9時) (
レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 何度も涙して読みました。涙と鼻水でティッシュ消費しました。笑 (2019年1月7日 1時) (レス) id: a5365422b1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ｻﾗﾝさん» ぜひ^^ってゆっても最初書いてた主任サイドが難しすぎて断念したものに手を加えたものなんですけど…なのであんまりです笑 いつもありがとうございます！！ (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - Yuuuuさん» Yuuuuさんはじめまして！ほんとですか…(;_;)ほんとに嬉しいです。。あたしも結婚したいなぁと思って書いてます笑 ほんとのろのろ更新すみません…ありがとうございます！！ (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
ｻﾗﾝ - HARUさん» twitterしてないんですけど探してきます！！！！主任の番外編……あーはやく見たいです(((ﾟωﾟ))) (2016年4月3日 21時) (レス) id: ff36c4a233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2016年2月17日 22時
