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はっとした顔して両手を前で重ねた主任。
「すみません…ご挨拶が遅れました。キムミンソクです。」
「はぁ…いつもAがお世話になって…」
「あの…Aさんとお付き合いさせて頂いてます。」
「えぇぇぇぇぇ！！！」
「どうぞ汚いところですが」
リビングに入るなり私の脱ぎっぱなしの服を回収しながら慌ててる主任がそう言った。
…いや、汚いところって。娘の家だし。
はぁ…まさかお母さん来ちゃうなんて。
「おい…どんな言い方したんだよ」
コソコソ睨みながら言ってくる主任。
「そのまま言ったんですけどねぇ…」
どういうこと？！って電話の向こうでうるさいお母さんに面倒くさくなって
“とにかくそっちの病院はキャンセルしておいて！仕事始まるから切るね”って言って無理矢理切った。
「何か入れてきます。コーヒーでいいですか？」
「あ…はい」
ソファーにお母さんを促してキッチンに行く主任。
さっきからお母さんは主任をぽーっとした目で見てる。
「A…どういうことなの…？」
お母さんをソファーに座らせて隣に座った。
「ごめん…はっきり言えなくて。こっちで産みたいのはミンソクさんがいるからなんだ」
「あの人…」
「あ、ミンソクさんとお腹の子は関係ないよ？」
そう言うとはーって胸を撫で下ろしたようなお母さん。
「お母さんもしかしてお腹の子供の…相手の方なのかとか色々考えちゃったわよ」
「違うよ。ミンソクさんはそんなこと絶対しないもん。」
きっと浮気なんかしないし
子供作るなんてそんなヘマしない。
「付き合ってるって？どういうことなの」
「えっと、妊娠分かってからね、つわりで辛いときも助けてくれて。色々あってこうなったの」
「……今すごく省略したでしょ」
そんな話してたら主任が「どうぞ」ってコーヒー持ってきてくれた。
「お前はこっち」
へへ。ノンカフェイン。
「ていうか…あんたが入れなさいよ！」
ニヤニヤしてる私のおでこペシッて叩いたお母さん。
「すみませんほんとに…ありがとうございます」
立ち上がってペコペコ頭下げてる。
主任が床に正座するとお母さんも床に座る。
明らかに緊張した面持ちの主任。
「やだミンソクさんそんな緊張した顔しなくてもいいですよ！うちの親なんだから！」
ふっ おかしいんだけど
正座なんかしてる主任初めて見た！
ニヤニヤしながら肩ペシペシ叩いたら細い目して睨まれる。
「………」
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HARU(プロフ) - まゆさん» まゆさんこちらにもありがとうございます！泣いてくださったとは…(;_;)でもあたしも書きながら泣いてましたw今その時思い出すと爆笑ですw (2019年1月7日 9時) (
レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
まゆ(プロフ) - 何度も涙して読みました。涙と鼻水でティッシュ消費しました。笑 (2019年1月7日 1時) (レス) id: a5365422b1 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ｻﾗﾝさん» ぜひ^^ってゆっても最初書いてた主任サイドが難しすぎて断念したものに手を加えたものなんですけど…なのであんまりです笑 いつもありがとうございます！！ (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - Yuuuuさん» Yuuuuさんはじめまして！ほんとですか…(;_;)ほんとに嬉しいです。。あたしも結婚したいなぁと思って書いてます笑 ほんとのろのろ更新すみません…ありがとうございます！！ (2016年4月7日 23時) (レス) id: 5c03a207f6 (このIDを非表示/違反報告)
ｻﾗﾝ - HARUさん» twitterしてないんですけど探してきます！！！！主任の番外編……あーはやく見たいです(((ﾟωﾟ))) (2016年4月3日 21時) (レス) id: ff36c4a233 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2016年2月17日 22時
