37 ページ37
*
いつもと変わらない朝。
用意をして外に出るとミンソクがいる。
携帯を見てたミンソクがこっちを見る。
ニコって鼻と口の距離をめいっぱい短くした笑顔。
「おはよ」
「おはよ…」
今日はまた急に暑い。
ミンソクは半袖着てた。
腕がほんとにたくましい。
「…A。なんで…そんな短いの履いてるの？」
「は？」
「ショートパンツ…」
「え、暑いから。汗で張り付かないから。文句ある？」
朝起きたら暑くてショートパンツにした。
でもそれより丈が少し長い薄いジャケット羽織ってんだけど。
「暑かったらこれからずっとショートパンツ履くの？」
「何言ってんの。そんなもん気分で決めるしあんたにとやかく言われる筋合いない」
「あー…あんたって言ったー」
顎あげてこっち睨んでるミンソク。
う。あんたがクセになってる。
「うるさいな…」
「あんまり短いの履いてかないでよ…」
「なんで」
「Aの脚見られるの嫌だから」
「………」
そうゆうことか。
よく漫画で見るあれだ。
そうゆうのほんとに思うんだ。
「…わかった。大学にはあんまり履いていかないようにする。」
「俺の前だけならいいよ」
「はいはい。」
「A、手ぇつなご？」
キュン。
「…うん」
あたしの手を掴むミンソク。
ミンソクの手は朝から温かい。
「あら！朝から仲がいいわね！」
！！！
近所のおばさん…
「おはようございます！」
爽やかなミンソク。
「おはようございます…」
「いってらっしゃいねぇ！」
そそくさと歩いた。
「あーもー。親にバレるのも時間の問題ね。
手ぇつなご？とか可愛くいらんこと言うから…油断した。」
「え、可愛かった？」
「………」
「別にいいよ。親にバレても。どうせ大喜びだよ」
「確かに。」
近所にだって。
ミンソクはほんとに自慢の彼氏だよ
いつもと変わらない朝じゃなかった。
昨日までとは全然違う朝だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2605人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
jat(プロフ) - はじめまして。いつも『リピート』読ませて頂いてます。キュンキュンして大好きです。こちら、パスワードの作品を読ませて頂くにはどうしたらいいですか？ (2020年12月16日 19時) (
レス) id: 0f992e4d46 (このIDを非表示/違反報告)
ギョンちゃん(プロフ) - パスワード知りたいのです (2017年9月23日 15時) (レス) id: 469a2952ff (このIDを非表示/違反報告)
なお - パスワード教えてください(>_<) (2016年5月11日 22時) (レス) id: ecfe32ec37 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ぷりりんさん» ぷりりんさん初めまして！そう言っていただけて嬉しいです…(>_<)可愛いってちらほら言っていただけるのですが、あたし的にすごく嬉しいです…ありがとうございます！ (2015年11月26日 15時) (レス) id: 8e61086bea (このIDを非表示/違反報告)
ぷりりん(プロフ) - 初めまして。最初から超絶可愛くて、超絶面白いです！続きが楽しみです。^ - ^ (2015年11月23日 0時) (レス) id: 41e108634a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HARU
| 作成日時：2015年9月24日 15時
