27 LH side ページ27
*
プレート持ってAちゃんの隣に座るミンソク。
「はー。またルハンのこと聞かれた。」
面倒くさそうなミンソク。
「なんて？」
「彼女いるのかとか。」
「俺もミンソクのこと聞かれるからおあいこ。ねーAちゃん、ミンソクモテるんだよ？」
顔色ひとつ変えず食べながら
「あっそ。モテようがモテまいがあたしには関係ない。」
Aちゃんが言う。
隣で笑ってるミンソク。
Aちゃんはミンソクを名前で呼ばない。
ミンソクがいないときはミンソクミンソク言ってるくせに。
ミンソクの服のどっかを軽く引っ張る。
「水。無くなった。」
「うん。待ってて」
そう言って立ち上がるミンソク。
全く嫌な顔しない。
ミンソクはAちゃんにNOは無い。
俺にはあるのに。
俺もあーやって服ひっぱってくんないかな…
「Aちゃん、俺にも頼んでいいよ？なんでも頼んで？」
言ってみる。
「なにを」
「いや、頼んでくれたら水だって入れてきてあげるけど？」
「ルハン、変なの」
そう言ってニタって笑ったAちゃんにドキっとした。
帰りの電車。
乗るのと入れ替わりに端っこの席が1人分空く。
当たり前のようにそこに座るAちゃん。
当たり前のようにAちゃんの周りに立つ俺たち。
「A、今日もう帰る？寄りたいところある？」
「今日は予定があるからあたしは◯◯駅で降りる。」
「そうなの？漫画でも買うの？付いていくけど。」
「あんた…なんでも漫画だと思わないでくれる？今日はジョンインと会う約束してる。だから付いてこなくていい。」
「…そっか」
ミンソクの顔が曇る。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2605人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
jat(プロフ) - はじめまして。いつも『リピート』読ませて頂いてます。キュンキュンして大好きです。こちら、パスワードの作品を読ませて頂くにはどうしたらいいですか？ (2020年12月16日 19時) (
レス) id: 0f992e4d46 (このIDを非表示/違反報告)
ギョンちゃん(プロフ) - パスワード知りたいのです (2017年9月23日 15時) (レス) id: 469a2952ff (このIDを非表示/違反報告)
なお - パスワード教えてください(>_<) (2016年5月11日 22時) (レス) id: ecfe32ec37 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ぷりりんさん» ぷりりんさん初めまして！そう言っていただけて嬉しいです…(>_<)可愛いってちらほら言っていただけるのですが、あたし的にすごく嬉しいです…ありがとうございます！ (2015年11月26日 15時) (レス) id: 8e61086bea (このIDを非表示/違反報告)
ぷりりん(プロフ) - 初めまして。最初から超絶可愛くて、超絶面白いです！続きが楽しみです。^ - ^ (2015年11月23日 0時) (レス) id: 41e108634a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：HARU
| 作成日時：2015年9月24日 15時
