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夏休みのある日
部屋で勉強していたら
コンコン
「はい 誰」
「俺」
「入れば」
ガチャ…
振り向くと久しぶりに自分の部屋にミンソクがいて変な感じがする。
「なに？まだ５時じゃない。部活は？」
「昨日引退試合だった。」
「そう。引退したの。あんたもこれから一応ちゃんと勉強しなさいよ。あたしが受かってあんたが落ちたら意味ないでしょ」
また机に向かって勉強を続ける。
「Aと同じ予備校通うよ。」
「あそう。」
「ねぇ」
「なに？」
「Aはなんで俺の部屋に来なくなったの？」
また面倒くさいこと聞いてくる。
「……行きたくないから。」
「なんで？」
………ひつこいな。
ミンソクのほうに向き直る。
「いい？あたしは鍵掛けられてるドアノブなんか触りたくないし、女の子の声も聞きたくない。一応気を遣ってたつもりなんだけど。あたしそんなデリカシーのない女じゃない」
ミンソクがあたしの前に来て正座する。
じっと顔を見てくる。
「A、もう絶対ないから。」
「なにが」
「絶対部屋の鍵はかけないし、A以外の女の子は部屋に入れない。」
「…絶対なんてある？」
「ある。誓う。」
また一段と輪郭がシャープになった顔で
じっと見てくるミンソク。
不本意にも目線を外してしまった。
「……あんたが何に誓ってそんなこと言ってるのか知らないけど、そこまで言うなら仕方ないからまた行ってあげてもいい。おばちゃんとも外でたまに会った時しか話せなかったし。」
「うん。仕方ないから来てほしい。母さんも最近来ないってずっと言ってたから」
ミンソクの絶対は絶対だと思う。
そんなこと言って
馬鹿じゃないのミンソク。
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jat(プロフ) - はじめまして。いつも『リピート』読ませて頂いてます。キュンキュンして大好きです。こちら、パスワードの作品を読ませて頂くにはどうしたらいいですか？ (2020年12月16日 19時) (
レス) id: 0f992e4d46 (このIDを非表示/違反報告)
ギョンちゃん(プロフ) - パスワード知りたいのです (2017年9月23日 15時) (レス) id: 469a2952ff (このIDを非表示/違反報告)
なお - パスワード教えてください(>_<) (2016年5月11日 22時) (レス) id: ecfe32ec37 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ぷりりんさん» ぷりりんさん初めまして！そう言っていただけて嬉しいです…(>_<)可愛いってちらほら言っていただけるのですが、あたし的にすごく嬉しいです…ありがとうございます！ (2015年11月26日 15時) (レス) id: 8e61086bea (このIDを非表示/違反報告)
ぷりりん(プロフ) - 初めまして。最初から超絶可愛くて、超絶面白いです！続きが楽しみです。^ - ^ (2015年11月23日 0時) (レス) id: 41e108634a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年9月24日 15時
