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「……実は学校で、クラスで目立たない程度に嫌がらせみたいないじめ受けてる。ルハンは違うクラスだし心配掛けたくなくて言ってない。
たまに…上靴に砂が入ってたり、机の中にカビの生えたパン入れられたり…」
うそでしょ……
……愕然とした。
「あんた！それ黙って我慢してんの？先生とかに言いなさいよちゃんと！砂入れられるなんて立派なイジメじゃない！馬鹿じゃないの！そんなデカイ身体になったくせにいつまでも弱っちぃ！」
あたしより高い位置にあるミンソクの肩をガクガク揺らす。
「うん。だから。俺、Aがいないと…」
下を向いてボソッと力なく言うミンソク。
頭で必死で考える。
◯大…どう考えても死に物狂いで勉強しないといけない。
でも…
でもミンソクがあたしを必要としてる。
小さい頃からあたしの後ろ付いてくる小太りでお人好しなミンソクは、あたしの我が儘も全部受け入れるし、子分みたいだった。
あたしの言う我が儘全部受け入れてくれるミンソクに何かあったときは絶対守らなきゃって思ってた。
いじめられることはなかったけど、きっとあたしがいなかったらいじめられるって思ってた。嫌とかダメを言わないミンソクだから。
だけどどんどん変わっていったミンソク。
鍵掛けられた部屋から可愛い女の子の声が聞こえたあの日から少しずつ。
もうあたしはミンソクには全然必要ないんだって実感してきて。
生活スタイルも全然違うから顔を合わせることも少なくなって。
でもやっぱりあたしがいないと駄目だって。
ミンソクがそう言ってる。
「……分かった。とりあえずあんた、あたしはあんたが高校にいるときはあたしも高校にいるから何も出来ないけど、耐えられないことされたときはいつでも言ってきな。」
「…そうする」
「嫌とかダメとかちゃんと言いなさいよ。でもあたしには言ったらダメ。」
「分かった」
ゆっくりまた歩き出す。
あたしは決心した。
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jat(プロフ) - はじめまして。いつも『リピート』読ませて頂いてます。キュンキュンして大好きです。こちら、パスワードの作品を読ませて頂くにはどうしたらいいですか？ (2020年12月16日 19時) (
レス) id: 0f992e4d46 (このIDを非表示/違反報告)
ギョンちゃん(プロフ) - パスワード知りたいのです (2017年9月23日 15時) (レス) id: 469a2952ff (このIDを非表示/違反報告)
なお - パスワード教えてください(>_<) (2016年5月11日 22時) (レス) id: ecfe32ec37 (このIDを非表示/違反報告)
HARU(プロフ) - ぷりりんさん» ぷりりんさん初めまして！そう言っていただけて嬉しいです…(>_<)可愛いってちらほら言っていただけるのですが、あたし的にすごく嬉しいです…ありがとうございます！ (2015年11月26日 15時) (レス) id: 8e61086bea (このIDを非表示/違反報告)
ぷりりん(プロフ) - 初めまして。最初から超絶可愛くて、超絶面白いです！続きが楽しみです。^ - ^ (2015年11月23日 0時) (レス) id: 41e108634a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：HARU
| 作成日時：2015年9月24日 15時
