. ページ8
.
「おい!それは本当かァ!?」
「貴様、今この状況で嘘など吐いたら承知しないぞ」
不死川さん、伊黒さんがAの胸ぐらを掴む
Aはなだめるように 待て待て、と2人の頭をぽんぽんと叩き「ただし、」と言葉を続けた
「ただし、生き返らせれるのは24時間以内に死んだ人だけ。 それ以上は神の禁忌に触れる。
あと、死んだ人に何かの関係がある物があること。場所、親しかった人でもいい。何か一つでも無ければ無理。」
「わかった?」と言い、おろせおろせと駄々を捏ねる。そのAの肩を不死川さんがガバっと掴んだ
「頼む!!!玄弥を!! …俺の弟を、助けてくれェ 頼む…ッ」
叫ぶように始めは言っていたが、最後の方は声が掠れかけていた
顔を下に伏せ、表情は伺えない
でも
不死川さんが泣いている
それは分かった
Aは不死川さんの頬に左手を当て、右手で髪の毛を優しく撫でた
「大丈夫、大丈夫。助けるから、ね?」
「アァ…」
優しく語りかけるAは本物の女神のように美しかった
_
そして怪我が治り動ける人に、蘇らせれる人に関するもの、遺体もひとつの箇所に集めるようにお願いし、今いる場所に集めた
時透くんの刀
玄弥の片腕
胡蝶さんの髪飾り
珠代さんの飼ってた猫、そして愈史郎さん
無惨にやられた隊士達
そして、お館様に関係がある輝利哉様達も駆けつけてくれた
「よしっ!それじゃいっちょやりますかっと」
集められた真ん中にAが立つ
パンッと手を合わせ目を瞑り、唱え始めた
「我、女神となる者 Aなり。
陸海空、それぞれの神々、また世界を統一する神の下、このAが命ずる
今ここに集められし戦士たちに、今一度、命の灯火を吹き込みたまえ」
合わせていた両手を小指と小指をくっつけたまま開き、両手に浮かび上がっている炎を吹き消すように、ふぅ、と息を吹きかけた
.
119人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「鬼滅の刃」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほやっく(プロフ) - 花札さん» こんにちは!本当に励みになります!ありがとうございます!! (2020年5月7日 19時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
花札 - こんにちは、今回もとてもおもしろかったです!もしこの先、新しく作品を作った時は、応援します!!頑張ってください! (2020年5月7日 17時) (レス) id: bb31b5d897 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそありがとうございました(*¨*) (2020年4月28日 17時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 面白かったですありがとうございます (2020年4月28日 15時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そんなこと滅相もございません!! めり込みかしこまりました!リクエストありがとうございました! (2020年4月27日 18時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ほやっく | 作成日時:2020年4月10日 13時