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彼女はそして空を見上げて叫び始めた
「神様ー!!終わったー!! 戻してー!!」
は?
神様?
「バカ娘ーー!! 戻すわけないじゃろうが!!」
突如、空から声が聞こえた
暗い空に漂っている雲が不気味な動きをしながら姿を変えていく
やがて出来上がったのは老人の顔だった
訳が分からない。
不思議がる俺を放ってその老人と話を止めない
「え、なんでよ!戻してよ!」
「お前がわしの待てと言う言葉をちゃんと聞かなんだからじゃ!!」
「だって!… 神様が、みんなに幸せになってほしいっていうから、いつもの恩返しにって思って…」
彼女はもじもじと両指をつんつんとしながら呟くようにそう言った
みんな幸せに? 俺たちを見ていたのか?
空から?
これまでの話の流れで、空に浮かび上がった老人の顔は神様なのだろう
だんだんと理解してきたぞ
信じられないが
「お前…っ!」
老人の目が涙で溢れようとする
娘が自分を気遣ってくれていることに嬉しいのだろうと思った
だが、次に聞こえて来た言葉は予想と全く違った
「…っわしはな!この若い子たちがボロッボロになって、もがき苦しんで闘う姿を見るのを楽しみにしておったんじゃ! それをこうもあっさり片付けおって!!」
"もがき苦しんで"
(((((えぇ…)))))
今、近くにいる隠したち、そして伊黒さんたちとも心の声がハモったと思う
「え、神様… それここで言っちゃったの」
(言っちゃった!あの子ばっさり言った!!)
もう俺の心の中は嵐のように荒れていた
神様「…」
「うわ、図星、っていうか自分でも"やらかした!"て思ってるでしょー!
まーでも戦闘ものってそういう展開がかっこよくていいよね!分かるよ!あはは!!」
腹を抱えて笑いだしてしまった彼女
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ほやっく(プロフ) - 花札さん» こんにちは!本当に励みになります!ありがとうございます!! (2020年5月7日 19時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
花札 - こんにちは、今回もとてもおもしろかったです!もしこの先、新しく作品を作った時は、応援します!!頑張ってください! (2020年5月7日 17時) (レス) id: bb31b5d897 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそありがとうございました(*¨*) (2020年4月28日 17時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 面白かったですありがとうございます (2020年4月28日 15時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そんなこと滅相もございません!! めり込みかしこまりました!リクエストありがとうございました! (2020年4月27日 18時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほやっく | 作成日時:2020年4月10日 13時