神様の伝言 ページ34
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✧Aちゃんの弟の名前 ハク と名付けます
───
ハクside
神様からの伝言を頼まれて、姉ちゃんが行ってる世界にちょっとだけ入ってきた
ロープとかで帰るのはめんどくさいから、本体は上に置いてきて、幽体になってきた
幽体だと能力は使えないんだ
でもすぐに戻ったり出来るから楽
「ねーちゃん」
「…ハク?」
「そー」
姉ちゃんがなんかの家でいて、隣にはちっちゃい子供3人いて一緒に寝てた
耳元で呼ぶとすぐに目を覚ましてくれた
「神様からの伝言がある。ちょっといいか?」
「…分かった。外で話そ」
三人の子供にそっと頭を撫でて音を立てないように部屋を出た
表情はあまり浮かない感じ
「…その表情からして何のことか分かってるみたいじゃん」
俺の言葉にコクリと僅かに首を縦に振る
悲しそうな表情を見て、思わずため息を付いてしまうが要件は伝える
「一応言うから聞いてよ?
『A、お前が作業を少しでも遅くしようとしているのは分かっておる。そうやってここにいる時間を長くしておるのじゃろう。だが、お前にはやることがあることのを忘れんように。』」
この言葉を聞いてぎゅっと体を縮こませる姉ちゃん
でも、まだ伝言は終わりじゃない
「…『街の修復作業が終わった日、月が真上に昇るときにロープを垂らす。せめてもの救いとしてじゃが、場所はお前が決めて良いぞ』…だって」
言い終わると「…そっか」と小さく呟いた
(あんなにいつも元気なのになぁ…)
こんなに落ち込んだ姉ちゃん見るのは何百年ぶりかな
「…伝言伝えたから、俺はもう戻るよ。」
「うん… ありがとう」
膝にうずめていた顔を上げて俺を見送るために立ち上がる
「帰り、気をつけてね」
「姉ちゃんに心配されるほど、鈍臭くないし」
「そんなこと…あるね!」
あははと頭を掻きながらそう言う
あー、無理に笑ってる
「姉ちゃん、後悔、するなよ」
それだけ言って空に帰った
あとは 姉ちゃん次第
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ほやっく(プロフ) - 花札さん» こんにちは!本当に励みになります!ありがとうございます!! (2020年5月7日 19時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
花札 - こんにちは、今回もとてもおもしろかったです!もしこの先、新しく作品を作った時は、応援します!!頑張ってください! (2020年5月7日 17時) (レス) id: bb31b5d897 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそありがとうございました(*¨*) (2020年4月28日 17時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 面白かったですありがとうございます (2020年4月28日 15時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そんなこと滅相もございません!! めり込みかしこまりました!リクエストありがとうございました! (2020年4月27日 18時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほやっく | 作成日時:2020年4月10日 13時