将来女神になるって子が急に戦い終わらせちゃったんだって【鬼滅の刃】

折り紙 ページ31

時透side



 





「無一郎は何することが好き？」





Aに会うために蝶屋敷に来て話してたら聞かれた




「んー… 折り紙とか好きかな」

「折り紙！」






すると、Aが両手の掌を合わせてからぱっと開く
その手の中から、十枚ほどの色とりどりの折り紙が現れた





「すごい… 出せるんだ」

「うん！これで遊ぼー！」





何枚か受け取って僕は折り鶴を折り始める


Aはというと、…僕じゃ何作ってるのか分からないなぁ





ほんとに何作ってるんだろう、と思いながら折り鶴を完成させる







「出来た」

「わっ、早い！でも私ももうすぐできる… ちょっとハサミ取ってくるね！」







立ち上がって「アオイー！」って蝶屋敷の子の名前を呼びながら奥の方に行った




もうひとつ折り鶴作って待っているとすぐに戻ってきたA






「何するの？」

「えへへ、見てて見てて」






何か折ってた折り紙に半円を描くようにハサミを入れる



切って、手元にある方をそっと開く



 



出来たのは









「…花だ」



「正解ー！ 色もね、無一郎の髪の毛の色にしたんだー」









にこにこと完成した水色の花を嬉しそうに見つめる



 






僕の髪の色











__嬉しい









 



「折り紙、そうゆうやり方もあるんだね」

「うん！だーいぶ前に神様に教えてもらったの」





Aは覚えててよかった〜と言ってもうひとつ作り始める





僕も 折り紙が好きでよかった







 








「──────────────」




 



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