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代償とは ページ11

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それからAは1週間、目を覚まさなかった




Aは蝶屋敷で診てもらっていたから、俺は毎日お見舞いに行った






禰豆子は珠代さんの薬が効いて人間に戻った

元気に善逸たちと日の下を歩いたり、カナヲと話したりもしている






「A、今日はとっても天気がいいぞ!雲ひとつない快晴なんだ。
さっき、禰豆子が四葉を見つけてな、Aにって渡してくれたんだ!」





そう語りかけてもまだ瞼を開けない

持ってきた花を花瓶に差し変える
その花瓶の横にクローバーを添えた





「…早く、目を覚ましてくれ」



 




君の笑顔が見たいんだ







「んっ…」

「!?」





呻き声が聞こえて驚いたが、はっと我に返り声をかける




「A!聞こえるか?」

「ん、おー… 聞こえてる… その声は、たん、じろ、だ」






重そうな瞼を擦りながら俺の顔に焦点を当てる



「おはよ、炭治郎」

「ああ!おはよう、A!」


「…なんで泣きそーな顔、してるの?」

「っ、してないさ!Aがやっと起きてくれたからびっくりしただけだ!」

「そっか! えへへ」



 


 






あ 笑った




やっと見れた笑顔




嬉しいな



 



 






「あ!Aが起きたからしのぶさん呼んで来ないと、」



 






でも もう少し



ここにいたい



 


 





「おや?Aさん、目が覚めましたか?」







扉から聞こえた声

しのぶさんだ


 




「覚めましたー…って、およ?どちら様??」


「うふふ、私は胡蝶 しのぶといいます。あなたのおかげで生き返ることかできた中の一人です。ありがとう」


「おー!そっか!良かった良かった!ちゃんと成功したんだ!」




 



嬉しそうに手を叩きながら喜ぶA

はしゃごうとする彼女を急に動かないように注意するしのぶさん






「──、あ、炭治郎くん。これから診察するので少し外してもらってもいいですか?あと、お館様に連絡を」


「は、はい!分かりました」





トンっと扉を閉め、小さくため息を吐く
額に手を当てて考える



「俺、なんか変だな」



すぐに首を横に振り、気のせいだと言い聞かせ、お館様への連絡するために鎹鴉を呼んだ



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ほやっく(プロフ) - 花札さん» こんにちは!本当に励みになります!ありがとうございます!! (2020年5月7日 19時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
花札 - こんにちは、今回もとてもおもしろかったです!もしこの先、新しく作品を作った時は、応援します!!頑張ってください! (2020年5月7日 17時) (レス) id: bb31b5d897 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそありがとうございました(*¨*) (2020年4月28日 17時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 面白かったですありがとうございます (2020年4月28日 15時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そんなこと滅相もございません!! めり込みかしこまりました!リクエストありがとうございました! (2020年4月27日 18時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほやっく | 作成日時:2020年4月10日 13時

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