事の始まり ページ1
Noside
「ぐずっ、あー…」
「ん?神様、何泣いてんの」
「んぁ、あー…… ぐずっ」
「ちょっとー!」
鼻を啜って答えない神様と呼ばれた老人
少女が老人の手に何か持ってる物を見ようと後ろから覗き込む
「何これ、何かの漫画?」
手に持っていたのは漫画で、開かれていたページには、長髪の男がいて、背中から槍みたいなものが多数生えている。そして、全身に口
あとは、黒い服に身を包んだ何人かの人がその人に刃を振るってる
何かの戦闘漫画のようだ
「これなぁ、若い子たちが鬼を倒そうとする漫画なんじゃがな、鬼舞辻無惨っちゅう鬼のボスがなかなかしぶといんじゃよ…
…ぐずっ、あー… みんなに早く幸せになってほしいのぅ…」
「ふーん」
てんてんてん、まる
少しの間
少女はすくっと立ち上がり、色んな世界に繋がっている空間の部屋に入る
(えーと、あの漫画の表紙、"鬼滅の刃"って書いてたなぁ… …か、…き、き、 あっこれだ)
"鬼滅の刃"と書かれた付箋が付いている鏡を持ち出す
この鏡の向こう側には、付箋に書かれた時空へと繋がっているのだ
空間の部屋を出て、神様のいる近くにその鏡を下に置いた
そして、少女はほいほいっと軽く準備体操を始めた
「ん?A何をするつもりじゃ?」
少女の様子にやっと気づいた老人が声を掛ける
少女は鏡に半分足を突っ込み、こう答えた
「私が助けてくるよ!ちょっと行ってくるねー!」
「は、? ちょ、ちょっと待───」
シュポンッ
「だー!疲れた…。ってあれ、姉ちゃんどこいったの?」
別の部屋から出てきた少年が老人に問いかける。しかし老人はそれに答えず頭を抱えて呟いた
「あんの、バカ娘が…」
この後この少女のした事を聞いて、この少年がもうひとつの世界を作ってイタズラを仕掛けるのはまた別の話__
──
ヒュー…
「あーああ〜」
どこかのターザンをするときに出るような声を出しながら空のお散歩、という名の落下
「というか夜なんだなー、真っ暗な中あの人たちが戦ってんのか」
すげーなーとか口にしながら辺りを見回す
まだまだ真っ暗
「空って長ぇ…」
_
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ほやっく(プロフ) - 花札さん» こんにちは!本当に励みになります!ありがとうございます!! (2020年5月7日 19時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
花札 - こんにちは、今回もとてもおもしろかったです!もしこの先、新しく作品を作った時は、応援します!!頑張ってください! (2020年5月7日 17時) (レス) id: bb31b5d897 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そう言って頂けて嬉しいです!こちらこそありがとうございました(*¨*) (2020年4月28日 17時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
さつき(プロフ) - 面白かったですありがとうございます (2020年4月28日 15時) (レス) id: 9dcbf03345 (このIDを非表示/違反報告)
ほやっく(プロフ) - さつきさん» そんなこと滅相もございません!! めり込みかしこまりました!リクエストありがとうございました! (2020年4月27日 18時) (レス) id: f8046942e5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほやっく | 作成日時:2020年4月10日 13時