鶴の呼吸、使うんだって 肆【鬼滅の刃】

1週間 ページ17

倒れてしまってから2日間しのぶさんに診てもらって、狛治さんと話をしてこれからのことを決めた。




しのぶさんは入院することを勧めてくれたが、やっぱり屋敷で狛治さんと過ごしたかったから、お断りした







そしてあと一週間になった今、道場を一度閉めることにした





今までは私が無理を言って、"出来るだけいつもと変わらない毎日を過ごしたい" とお願いしていた。

だが、残り一週間だけは二人で過ごそう と決めた




閉めることを子供たちに伝えるととても悲しそうな表情をしていた




「なんでー！俺、ここ好きだよ！！」

「まだここに来たいー！」



「ごめんね、私の体調が良くなくって」




もう立つのが出来なくなって、縁側に座って子供たちの頭を撫でる




「… またきっと開くから、そのときに来てくれ しばらくは自分たちで頑張るんだ」



狛治さんもそう言って子供たちを宥める




「先生！約束！俺、忘れないから」

「Aさんも早く元気になってね！約束！」




キュッと抱きしめてくれる子供たち


 



約束

 





「ありがとう」



 




そっと子供たちを抱きしめ返す




可愛い子供たち とその約束は交わせない
とても胸が痛かった



 


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