鶴の呼吸、使うんだって 肆【鬼滅の刃】

2ヶ月 ページ13

もう、体が言うことを聞かなくなってきた



だから呼吸で何とか体を動かしている


陸の型 羽休めを使って





あれを戦闘のときに使うように利用するのではなく、極僅かに利用して身体能力をずっと上げてる


そうすると歩く、走る、屈むといった基本的なことは全く問題なく生活できる


朝起きて、ズキリとする体に ふぅー と息を吹き込む






 

…よし 大丈夫






 

動くことを確認して横で寝ていた狛治さんを起こす



「おはようございます、朝ですよ〜」



ゆっさゆっさと体を揺らすと重たそうな瞼を開ける



「…おはよう」

「ふふ、いつもは朝弱いですけど今日はちゃんと起きてくださいね！」



 



今日はとても特別な日だ
いつもよりいい着物を着て狛治さんと出かける




それはなにかと言うと



 


なんとなんと


 







甘露寺さんと伊黒さんが結婚された









だから今日は披露宴、みたいな集まりの日


 

前々から伊黒さんから相談を受けてたりしてた。
極たまにではあるが。



その理由は、私と甘露寺さんが仲良いこと知ってたから





そしてその相談を受けていたとき、伊黒さんの過去をすでに知っていたけれど本人からちゃんと話を聞いた



そのときの出来事で





「…俺は汚れた血族の人間だから──」

「何言ってるんですか！伊黒さんはかっこいいです！汚れてなんかない！！」




伊黒さんの言葉を遮ってまで言ってしまったこの言葉が後押しになって告白したそう




 



もうね、2人の結婚の衣装想像して？




似合わないわけが無い






「かわいい、かっこいい…」




終始こんなことを言っていたと思う
見とれてたから自分のことはあんまり覚えてないけれど



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