物理的に小さな先輩の非日常【呪術廻戦】

（４）敵はバナナに有り ページ6

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その様子を見守っていた4人(3人と1匹)出会ったが、やがて吾郎さんが重々しく口を開いた





『…言いそびれたが、吾輩の弱点は…顎の下である』


「そうみたいね」

「じゃあこれから俺も顎の下撫でるようにする」

「今はそれじゃねぇだろ」





次の瞬間Aが助けを求めるようにこちらに視線を寄越し、そして自分の頬に_____猫パンチした

五条にやるのならまだしも、自分自身を殴ったのだ



突然の行動に驚いた五条が撫でる手を止める




その刹那にその腕から抜け出して、AがAの姿の吾郎さんに飛び移ろうと大きくジャンプした


それを察した吾郎さんが、座っていた椅子から立ち上がって受け止めようと走り寄る




…が、





ツルンッ





『「「「あ」」」』





吾郎さんがなぜか床に落ちていたバナナを踏んづけ、滑った




体勢が崩れ、前のめりに倒れていく吾郎さん



しかし吾郎さん目掛けて飛んでいたAが空中にいて、そのルートを変えることは出来ない



そして、Aの頭と吾郎さんの頭がぶつかった




ガン！と鈍い音を立ててから、1人と1匹は同時に床へと崩れ落ちた


慌てて他4人が駆け寄るが、意識を失っていた







そしてそのまま眠ること1時間後、目が覚めると





『…戻った』

「ニャ」




入れ替わっていた身体が元に戻っていた。




そして事情を1年生たちから聞いた五条は、後日揶揄おうとAに顎の下を撫でるような素振りを会う度にしていたのだとか。



それをAは、『顎の下がゾワゾワする』と毎回言うらしい。



ちなみに、猫のときに撫でられていたときは本気で心地よかったから、自我を保つのに猫パンチするのに必死だったそうな。



そして吾郎さんは、もと体に戻って「やはりこっちがしっくりくる」と伸び伸びと体を伸ばしていた。




そしてそして、撫でられる箇所が顎の下に集中しているため、最近は背中を撫でてもらいたいらしい。




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