【ハイキュー!!】ちいさな彼女は頑張り屋さん≪part2≫

Game093：覚悟をきめよう　(及川side) ページ43

『。。。どーしたの？及川さん。』

今日は延期にしてくださいってメールしましたよね？
そう確認してくる彼女は
どこかほっとしているような表情だった。

及「うん。さっき飛雄に会ってさ。Aちゃんの事聞いて。心配で来ちゃったｗ」

『え、あ、ありがとうございます。大丈夫ですよ？』


いつも通りのAちゃんの姿に安心する。
元気な顔も見れたし、今日は帰ろうか。

『あ、今、開けます。』

及「。。。えっ？」


彼女はかばんから鍵を出し、玄関の扉を開けた。

『。。。あれ？話するんですよね？』



本当は、今日は顔が見れたら帰るつもりだったんだけど。。。



玄関を開けて待っているキミ。

烏野の制服を着ていキミ。

あの頃とは色んなものが変わってしまった。






覚悟を決めよう。




及「うん♪おじゃましまーす。Aちゃんの家くるの久しぶりだなぁ！！」







Aちゃんの家は昔とあんまり変わってなくて

少しだけ安心した。



あの時と違うのは

おばさんとおじさんの住んでいる気配がないこと。



及「本当に一人で住んでるんだね。」

『え？あぁ。そーですねｗ家の中とか昔と何も変わってないけど、やっぱりあの頃と違います？』



部屋の中の物とかはなにも変わっていないのに
住んでいる人が減ったからか
なんだか家が寂しそうに感じる。


Aちゃん、寂しがりやで怖がりなのに。
よく一人で生活してるなぁ。。。



『及川さん、夕飯まだですよね？何か作りますね！！』

及「えっ！！いいの？！」

『だって、すぐに終わる話じゃないでしょ？途中でお腹すいちゃうもんねｗあ、先に着替えてきちゃうんで待っててください！！』



彼女はパタパタと二階へ上がっていった。

リビングに残った俺はとりあえず、お母ちゃんにメール。
「今日は夕飯いらないよ〜。帰りも少し遅くなります」


う〜ん。。。
ちょっと緊張してきたかも。。。
あらためて話すってことあんまりないし


よーく考えたら

Aちゃんと二人っきりだよね。。。


だ、大丈夫かな。。。

俺の理性。。。




『及川さん？』


ビクッーーーーー！！！！！


いつの間にかAちゃんが戻ってきてた。。。


『これから夕飯作るんで、ゆっくりしててください。』



キッチンに立ち料理を始める彼女。
昔から、Aちゃんはよく料理してた。


何度もお弁当とかお菓子を作ってきてくれたなぁ。。。






俺の足は自然と彼女のいるキッチンへ向かった。

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