【ハイキュー!!】ちいさな彼女は頑張り屋さん≪part2≫

Game086：恋バナ 〜4〜 First Kiss ページ36

〜〜 ４年前 〜〜


及「迎えに行くまでちゃんと、家で待っててね！！外で待ってたりとかダメだからね！！」

『ハイハイ。わかりましたw早く準備してきてください♪』



地元のお祭りの日

お互いの家の間にある神社で待ち合わせしようと思っていたのに
徹さんは迎えに行くって言い張って
私は浴衣に着替えながら徹さんが来るのを待っていた。


明るい紺色の生地に
ピンク色の花が描かれた浴衣

帯は濃いピンク色

長い髪は頭の高い位置でおだんごにして
浴衣の花と同じような髪飾りを付けた


部屋から外を覗けば
同じように浴衣を着た人たちが
楽しそうに歩いている


『徹さん、早く来ないかなぁ。。。』


今回、徹さんの為に新調した浴衣。
早く見て欲しい。
でも、似合わないって思われたらどーしよう。。。

そんなことを考えていると
家のチャイムが鳴った。



急いで巾着を持ち
下駄をはき
扉を開けると



私服の徹さんが立っていた。


及「おまたせ〜♪って。。。///」



あれ。。。
反応なし。。。？


及「///。。。よかった。。。待ち合わせにしなくて。。。」


『。。。？どーゆーことですか？？』


神社で待ち合わせた方が早いのに。。。
わざわざ家まで迎えにくるなんて。。。


及「だって、Aちゃんが浴衣着るってゆーからさ！！ただでさえも可愛いのに浴衣着て１人でいたら悪い人に連れて行かれちゃうよ！？」



悪い人に連れていかれるって。。。
どれだけ子供扱いされてるんだ。。。



及「ちなみに、子供扱いとかじゃないよ？クラスの奴やバレー部の奴らもお祭り行くって言ってたし。自分の彼女がナンパされるなんてイヤだから。」



うっ。。。
心のなか読まれた？？



及「もぉ少し、自分が可愛いって自覚して？」



『〜〜〜っ///は、早く行きましょ！！』

及「あれ？照れちゃった？？w」


手繋ご？って言われて
おずおずと出した手を及川さんは優しく握ってくれて

まだ初々しい感じの私たちは
ゆっくりと神社を目指して歩き出した。



あまり大きくはない神社だけど
色んな出店があった。

人もそれなりにいて
身長の低い私はきっと遠くからだと探せないだろう。


及「まずはお参りしよっか！！」

『そーですね♪』


私たちは繋いでいた手を
さらに強く繋ぎお社へ向かって歩き出した。

Game087：恋バナ 〜5〜 First Kiss→←Game085：恋バナ 〜3〜

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す