【ハイキュー!!】ちいさな彼女は頑張り屋さん≪part2≫

Game080：仲直り ページ30

わからない。

なんで夕が怒っているのか。。。



普段、わかりやすい夕だから

こーゆー時、すごく不安になる



夕に拒絶されることなんてないから

いつも優しくて

笑顔だから



何がいけないのか

わからない自分に腹が立つ



悔しくて

嫌われることが怖くて

涙があふれた




トントン


扉がノックされたから

急いで涙を拭いた

潔子さんや仁花ちゃん、
他校のマネさんに心配をかけるわけにはいかない。

扉が開く音がしたから

目を向けると


そこには夕が立っていた



夕はドカドカと部屋に入ってきて

私をぎゅうっと抱き締めた



西「。。。ゴメン」


夕は私を抱き締めたまま言葉を続けた


西「Aは何も悪くないんだ。俺の。。。八つ当たり。。。ホントにゴメン。」


『。。。何があったの？？』



八つ当たり？？

何か嫌なことあったの？？

夕の胸に顔を埋めたまま疑問を口にした。



西「や、八つ当たりってゆーか。。。嫉妬した。。。///」



。。。嫉妬？


西「。。。かっこ悪いよな。Aが月島と仲良さそうにしてるの見て。。。急に不安になったんだ。」



そう言いながら夕は私を抱きしめる力が強くなった。


『夕も。。。不安になることあるんだね。』


西「あたりまえだろ！！」


おろされた前髪の間から夕の優しい目がみえて

さっきまでの不安がなくなった。


西「ホントはいつも余裕なんてない。Aの事を信じてないとかじゃなくて。。。自信がなくなるんだ。まわりにはスゴイ奴ばっかりだから。」


いつもは自信満々の夕。

みんなの後ろから支え続けるリベロ。

誰もが彼の存在に安心する。


それは私も同じで

彼がいるから私は私をたもつことができている。


そんな彼が

私のことで自信を無くすことがあるなんて。。。



『私は、夕の事しかみてないよ？私を助け出してくれたのは夕。だから、私は夕から離れたりしない。』



ぎゅうっと抱き締めながら言うと
夕も私を抱き締め返してくれた。



そう。

私はもう、夕の事しかみていない。

夕から離れるなんて考えられない。







だから







お願い






私を









惑わせないで

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