君は僕のもの ｲﾄｩﾍ ページ4
「Aー！今日のご飯はー？？」
「ハンバーグですよっ！イトゥクさんとドンヘさん、好きですよね？」
「やったー！！ドンヘっ！ドンヘっ！！！今日ハンバーグだって！」
「本当！？イェーイ！！」
イトゥクさんとドンヘさん。人気アイドル、superjuniorのメンバー。私のお母さんがお手伝いさんのお仕事をしていて、最近はお仕事を手伝ってる！しかし…、担当がsuperjuniorのみなさんだなんて……。思いもしなかった。でも、こんな生活にも結構慣れてきた。
今日はラジオとかミュージカルとか、お仕事がたくさん入っていたみたいで、夕飯を食べるのはイトゥクさんとドンヘさんの２人だけだった。
２人はハンバーグを喜んでくれてるみたいで、テレビの前で騒いでハイタッチしてる。あんなに喜んでると、こっちも嬉しくなる。
「じゃー、シャワー浴びてくる！」
イトゥクさんがシャワーを浴びに行った。お母さんは入院してるお父さんの所に、今日は付きっきりでいるらしくて…。部屋でドンヘさんと２人きりになった。
いくらお手伝いさん代理とはいえ…、一緒にいるのは世界的なアイドル。緊張するよ……。
気を紛らわすように料理に集中する。顔が赤くなってないかな？別に私の事なんかドンヘさんは気にしてないはずなのに…、分かってるのに、どうしてだろう。
私は…、ドンヘさんに恋してるの？
こんな事ばかり考えていて、自分が分からなくなった。ドンヘさんに恋なんて出来るような関係ではない。私はただのお手伝いさん代理なんだから！！自分に言い聞かせていると、ドンヘさんが話しかけてきた。
「Aってさー、好きな人とかいるの？」
「えっ！？い、いないです！どうしてですか？」
「いやー、なんとなく。そっか、いないのか」
ビックリした。心を見透かされてるような気がして……。なんであんな事聞くの？ドキドキする…。この気持ちは、ドンヘさんが好きだから？
「ドンヘー！出たよ！シャワー浴びな！」
「おー、分かった！！」
あー、ちょっと安心。２人きりから抜け出せた…いや、次はイトゥクさん。ううん！私が自意識過剰なだけだよ！きっと…。ドンヘさんだって、なんとなくっていってたもん！
「やー、ハンバーグ早く食べたいな！おっ！ポテトサラダ！味見味見〜♪」
と言いながら歩いてきたイトゥクさん。って、タ、タオル一枚！？
「ちょっ、ちょっと！！服着てください！！」
「えー？なんで？もしかして、僕の体見て緊張してるの？？」
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作者名：みれいちご | 作成日時：2013年5月5日 11時
