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妖には３タイプあって、ひとつめはよくの強い人間から生み出され、そのまま自立して離れて行く妖

このタイプが普通は一般的

ふたつめはそのまま自立せず宿主に居座るタイプ

これはなんか融合して変化したりするから切り離すのにちょっと厄介

みっつめが妖に付け込まれ、宿主の体を貪る妖

最後のこのタイプが一番厄介

まだ妖がついたのが最近とかだったらいいんだけど

妖の潜伏期間が長いともう人間には戻れない

ゾンビみたいになっちゃって

これはもう殺すしかなくなってしまう

私は何回か祓ったことはあるけど、やっぱりいい気分はしない

『けど、私しかいないから、やるしかないよね...！』

“ヴァアアｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯ!！！！”

ゾンビ妖の攻撃を私はバク転で避け、そのまま回し蹴りをお見舞した

けどそんなんじゃ簡単に死なないから

能力を使って祓う

“ヴァアアｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｯ!！！！”

起き上がってきたゾンビがまた向かってくる

『ごめんね』

私は持っていた対妖用の小型銃を構え

発砲した

その妖はチリとなって消えた

『はあ.......』

けどやっぱりいい気はしない

簡単に言えば人の命を奪ったのだから

『けど違うよね。うん』

自分に言い聞かせるように独り言を話す

よし、戻るかって思ったらガタッて音が聞こえた

『誰！？.....ですか？』

そしてその物音がした場所から出てきたのは

バーノンさんとスングァンさんだった