ファーストキス。 ページ4
JH side
まっすぐな瞳でこっちを見つめるA。
A「あの...ハニ先輩?」
JH「ん?」
A「深いってよくわかりません。」
ちょw普通こういう時伏し目がちで恥ずかしがって..でも受け入れるパターンだよね?笑
JH「うん、だからわかるように教えてあげるって♪」
もう吐息がかかりそうな距離で...それでもAはまっすぐ目を逸らさない。
A「初めてはやっぱり好きな人とした方がいいですよ、ハニ先輩。」
え?
A「私は今までモテたこともなくてキスしたこと無いし、恋したこともないからわかりませんが...きっと心に残ることだから。だから大切に取っておいてください。」
バレてる...。実はキスもしたこと無いって。
彼女はいた事あるけど、なんか相手の要求が増えてくると面倒くさくなってすぐ別れてたし。
Aは...女の子はこう!ってよくありがちな予想をことごとく超えてくるんだよなー。
そこが面白くて、でも純粋で可愛いって思ってしまう。
JH「はは、Aって色々周り見えてるんだね?」
A「えっ?見えてませんよ!おばけとか見えてませんから....。」
ぶっ...www
JH「冗談だからwほら、おいで?」
そう言うと素直に抱っこされるA。
JH「おばけとかいないから、大丈夫。怖かったでしゅねー?」
A「先輩!赤ちゃん扱いやめてください!笑」
JH「んー?だってA、赤ちゃんみたいに可愛いんだもん♪俺の赤ちゃんになる?笑」
A「オンマ...笑」
そう言いながら僕の背中に手をまわしてギュっとしてきた。
JH「A?おばけ怖いの?笑」
A「違います...。」
JH「じゃ、どうしてギュってしてるの?」
A「ハニ先輩が...。」
JH「俺が??」
A「なんか違う人みたいで...少し戸惑って...。でも、いつもみたいに良い匂いです!笑」
JH「あは!笑 何それw良い匂いで...Aはドキドキするんだっけ?笑」
A「.....。」
返事がなくて覗き込んで見ると...目を瞑って顔を真っ赤にした可愛いAの顔....。
JH「やっぱしよっか、ね?A...。」
心に残るファーストキスは...Aとしたいよ。
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作者名:ami。 | 作成日時:2017年1月29日 21時