初めてのヌナ DN ページ43
ディノ side
俺は無事中学を卒業し、高校へ進級した。
本当はAヌナと同じ高校が良かったけど、アイドルの練習生ということもあって、芸能人の卵が多い学校へ進級することになった
(Aヌナと同じ学校が良かったな…。)
でも、ラッキーなことにヌナの学校とは二駅分しか離れていないために、予定が会うときは俺が必ず迎えに行っている。
ヌナを迎えに行くことが、俺なりのアピールのつもりだけれど、ヌナは気づく様子はない。
(ヌナ、鈍感だなぁ…。)
その事をジスヒョンに相談した。
すると、
「んー。」
「それって俺が聞く限り、両想いだと思うよ笑」
と言われた。
その言葉が俺の背中を後押ししてくれて、次、ヌナと会うとき、気持ちを伝えようと思う。
まだ伝えてもいないのに、ドキドキする。
流石に電車の中で告白というのはムードがなさすぎるので、カフェに寄って、そこで伝える予定にした。
早めに連絡をしておくのが良いと思い、Aヌナにメールを送る。
『ねぇヌナ！』
ヌナの既読は早い。
「ん？」
「どーした？」
『次迎え行くときさ、カフェ寄ってかない？』
「ん、いいね！」
「でもチャニにしては珍しい笑」
「なんかあったの？」
『いや、別に…。』
『なんか1人で入るのは恥ずかしいから…笑』
「そーゆーことね！」
「じゃあその日お昼軽めにして、カフェでケーキ食べよっと！」
『食べ過ぎないようにですよ！』
「分かってるって！笑」
『で、予定会うのは…？』
「金曜なんてどう？」
『丁度いいです！』
『じゃあその日迎えいきますね！』
「ありがとう！」
「待ってるねー！」
金曜まであと3日、
(ヌナに告白する練習しなきゃ…)
やっぱり、告白ならストレートに行かないとね！
ヌナに気持ちを伝える時の言葉を考える。
(OK、もらえると良いな…。)
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作者名：T××8 | 作成日時：2016年6月13日 0時
