yu ～the best relations～ no #14# (ページ40)

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あれからジスを落ち着かせて、眠ったのを

確認してからマンションを出た。

時間は経ってしまったけどAに

折り返しの電話を入れようと携帯を見る。

・・・もうこんな時間か・・・

Aはもう寝てるだろうと思って

明日の朝、きちんと顔を見て説明

しようと思ってた。

・
・

ＹＮ≪ただいま・・・≫

そっと自分の部屋へ入る。

・・・誰もいないベッド。

ちょっと待ってよ・・・

部屋の電気をつけると部屋の隅に

置かれていたAの洋服も

トランクケースもなかった。

慌ててリビングに出るとシャワー上がりの

チャンミンがいた。

ＣＭ≪帰ってたんですね。おかえりなさい≫

ＹＮ≪Aは？≫

ＣＭ≪え？ホテルに戻りましたよ≫

ペットボトルを口にする。

僕の表情を見て、チャンミンの顔が強張った。

≪…聞いてるんじゃなかったんですか？≫

ＹＮ≪Aがそう言ったのか？≫

ＣＭ≪あやさんがこっちに来てるからと。
ヒョンには話してあるって・・・≫

一度視線を落とし、チャンミンは手で顔をさすりながら

≪・・・ジュヨンヒョンと会ってたんですよね？≫

ＹＮ≪・・・・・≫

ＣＭ≪違うんですか・・・？≫

ＹＮ≪・・・ジスだ≫

チャンミンもその答えに黙ってしまった。

ＹＮ≪出ていく時、何か言ってなかったか？≫

ＣＭ≪普通でした…普通すぎて見抜けなかった≫

思わずソファーに座りこんでしまった・・・

ＹＮ≪・・・なんで荷物まで・・・≫

ＣＭ≪僕にまで嘘をつくなんて…重症だ≫

チャンミンの口調も重かった・・・